<バスケットボールB1:茨城59-100宇都宮>◇第36節◇4日◇アダストリアみとアリーナ宇都宮のルーキー四家魁人(22)がプロ最多の11得点をマークした。後半から途中出場し、3本の3ポイント(P)シュートを決める。ドライブからのゴールアタ…

<バスケットボールB1:茨城59-100宇都宮>◇第36節◇4日◇アダストリアみとアリーナ

宇都宮のルーキー四家魁人(22)がプロ最多の11得点をマークした。

後半から途中出場し、3本の3ポイント(P)シュートを決める。ドライブからのゴールアタックも1つ成功させ、得点を初めて2ケタに乗せた。

「たまたまシュートが入ってくれましたが、やってやったぞという気持ちはあまりありません。あれくらいはできると思っているし、練習の時から準備はしています」

今年1月、同じポイントガードの大学生プロ、小川敦也が加入して以降、登録メンバーから外れることが増えた。「最初は悔しい思いをした」と言い、主将の田臥勇太から「カイト、大丈夫か?」と心配もされた。しかし、すぐに気持ちを切り替えた。

「試合に出る出ないは僕が決められることではありません。そこにフォーカスすることに意味はありませんから」

練習では一切手を抜かず、ベンチ外になっても一生懸命、チームメートを応援した。その姿を首脳陣も見ていて、「試合に出してあげたいという気持ちにさせてくれた」(佐々ヘッドコーチ)という。

四家が言う。

「バスケットボール選手として成長することにフォーカスしています。ブレックスには良い選手がいっぱいいますから」

佐々ヘッドコーチも「彼のこれまでの姿勢が実を結んだ」と高く評価。四家ら若手の活躍もあり、シーズン50勝の大台に乗せ「素晴らしい選手、コーチ、フロントの力」と話していた。