<オリックス0-3日本ハム>◇3日◇京セラドーム大阪オリックスが歴史的な敗北を喫した。日本ハム投手陣に4安打に抑えられ、今季7度目の完封負け。球団として開幕から30試合以内で7度目の完封負けは、阪急時代の60年以来64年ぶりの屈辱となった。…

<オリックス0-3日本ハム>◇3日◇京セラドーム大阪

オリックスが歴史的な敗北を喫した。日本ハム投手陣に4安打に抑えられ、今季7度目の完封負け。

球団として開幕から30試合以内で7度目の完封負けは、阪急時代の60年以来64年ぶりの屈辱となった。ここ6試合で4度の無得点。中嶋監督は深刻な得点力不足を嘆いた。

「自分たちの打撃ができないことがすべての問題だし、こんなこといつまで続けてるんだって話。各それぞれ、もう1回考えていかなきゃいけない」。今季初の4連敗、4位転落、ワーストタイの借金3と良くない数字が並ぶ。

22試合連続4番のセデーニョをスタメンから外すなど、30試合で30通り目のオーダーも不発。下手投げの鈴木に手を焼いた。4回の円陣では珍しく指揮官がゲキを飛ばしたが、5回まで1安打で三塁を踏めない。先発の東が1回に失った3点が重くのしかかった。

6、7回の好機を逃し、8回は1死一、二塁で頓宮の二直に二塁走者の福田が戻れず併殺。指揮官は「あれでダブルプレーなんて点差を考えたら絶対にありえない。いくつになったんや、っちゅう話ですよね。何年目やと」と語気を強めた。ただその福田は1番として懸命な働きを見せているのも事実。ミスを全体で取り返すだけの底力が求められる。【大池和幸】

○…打撃好調の福田が、上半身のコンディション不良から4試合ぶりに1番中堅でスタメン復帰した。1回に左前打。8回も先頭で四球を選び、右手で小さくガッツポーズを作った。「試合に出るからには全力でプレーできるし、少なからずみんな痛いところがある」。その後の頓宮の二直での二塁飛び出しによる併殺は「良くないですよね」と反省した。