「春季高校野球群馬大会・準決勝、高崎健康福祉大高崎10-6高崎商大付」(3日、高崎城南野球場) 今春センバツ王者の高崎健康福祉大高崎が関東大会出場を決めた。 センバツでは17打数2安打と苦しんだ森山竜之輔内野手(3年)が、3安打2打点と躍…

 「春季高校野球群馬大会・準決勝、高崎健康福祉大高崎10-6高崎商大付」(3日、高崎城南野球場)

 今春センバツ王者の高崎健康福祉大高崎が関東大会出場を決めた。

 センバツでは17打数2安打と苦しんだ森山竜之輔内野手(3年)が、3安打2打点と躍動。8-3の七回1死では1ボールからの直球を捉えて左中間へソロを運んだ。「センバツの時は修正しきれなかったので、打撃の基礎を見直して練習してきました。体の開きだったり肩が下がったり、その日の動画を見返して悪い部分を修正するようにしています」と取り組みの成果も出つつある。

 今大会、疲労面などの考慮と選手層強化のため、センバツを投げ抜いた佐藤龍月と石垣元気の両2年生投手はベンチ外。その中で、センバツベンチ外だった仲本暖投手(3年)が2番手でマウンドへ。スリークオーターと下手投げを使い分ける変則右腕が5回1失点と力投した。

 リードするプロ注目の箱山遥人捕手(3年)は「公式戦で組むのは初めての投手ばかりなので、大会の中でどういう良さを出せるのかを見ながら、コミュニケーション取りながらやっています」と話す。主将としても「群馬県大会はこの戦力で勝ちきらないといけない。おごりは許さないようにしているので、県大会を圧倒して勝たなきゃ(甲子園の)春夏連覇は見えてこないと思う。しっかり勝ちにこだわって戦っていきたいと思います」と気を引き締めた。

 センバツ優勝校の試合だけに、球場前にはチケットを求める人の行列ができ、駐車場も満車で渋滞も。ネット裏には阪神などのスカウトも訪れた。