<ダイヤモンドバックス0-8ドジャース>◇1日(日本時間2日)◇チェースフィールド【フェニックス(米アリゾナ州)1日(日本時間2日)=四竈衛】ドジャース山本由伸投手(25)が、ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回無失点の好投で今季3勝目(1…

<ダイヤモンドバックス0-8ドジャース>◇1日(日本時間2日)◇チェースフィールド

【フェニックス(米アリゾナ州)1日(日本時間2日)=四竈衛】ドジャース山本由伸投手(25)が、ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回無失点の好投で今季3勝目(1敗)を挙げた。15イニング連続無失点と本調子を取り戻し、防御率も2・91と良化。この日は、タイガース前田健太投手(36)が6回1失点で今季初勝利。カブス今永昇太投手(30)は7回無失点で無傷の5連勝と、日本人の先発投手3人が史上初めて「同日勝利」の快挙となった。

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開幕以来、全試合に出場してきたドジャース大谷翔平投手(29)は、今季33試合目となるダイヤモンドバックス戦で初めてスタメンから外れ、完全休養した。試合前、ロバーツ監督は2日に試合がないことを踏まえたうえで「彼は毎日プレーしてきたし、(この日を含めて)2日間休めるから」と理由を説明。「試合終盤に出る可能性もある」と代打での起用に含みを持たせていたが、点差が開いたこともあり、最後まで出番はなかった。

今季初のベンチウオーマーとなった大谷は、後輩山本の好投とド軍の快勝劇を、ひまわりの種を豪快に頬張りながら終始、リラックスした表情で見守った。先発した山本は、大谷不在の試合を「多少は大谷さんが出ていないという違和感はあった」と振り返り「僕が投げる時に打ってほしい」と、冗談交じりに「おねだり」したが、大砲不在でもド軍は完勝。試合終了時には、笑顔のハイタッチで3勝目を挙げた後輩を迎え、祝った。試合後のクラブハウスでは、同地で調達した日本のお弁当を食べて、2人そろって仲良く腹ごしらえ。ロード9連戦を終え、本拠地へ向かった。

3日からは強豪ブレーブス、マーリンズとの6連戦が始まる。同監督は休養を伝えた際の大谷の反応について「彼はシーズンが長いことを理解しているし、効果があることを分かっていると思う」と、休養明けの活躍に期待していた。