メッツ戦でも危なげない投球を披露した今永。彼に対する声価は高まる一方だ。(C)Getty Images  日本球界で異彩を放った左腕が日々存在感を強めている。 現地時間5月1日に敵地ニューヨークで行われたメッツ戦で、カ…

 

メッツ戦でも危なげない投球を披露した今永。彼に対する声価は高まる一方だ。(C)Getty Images

 

 日本球界で異彩を放った左腕が日々存在感を強めている。

 現地時間5月1日に敵地ニューヨークで行われたメッツ戦で、カブスの今永昇太が先発。7回(87球)を投げ、被安打3、7奪三振、無失点の好投。今季4度目のクオリティースタートで5勝目を挙げた。

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 この日もテンポの良い投球が際立った。初めて中4日での先発となった今永は、初回を三者凡退で切り抜けると、2回には1死一、二塁のピンチを背負うも、相手7番のハリソン・ベイダーを遊ゴロ併殺打に打ち取り、危なげなく抑える。

 その後も小気味よく投げ進め、メッツ打線を翻弄した今永。この日に投じた87球中58球がストライク(67%)という効率の良い投球は、まさに圧巻の一語だ。また、今回の投球で34イニング3/2を投げた背番号18は再び規定投球回数をクリア。防御率0.78(メジャー1位)、WHIP0.75(同3位)、被打率.172(同10)と軒並みハイアベレージを叩き出している。

 投げるたびに声価を高める日本人左腕には、敵地のメディアも唸らせる。メッツの地元紙『AM New York Metro』は「カブス先発のショウタ・イマナガはメジャーのバッターたちを唖然とさせ続けている。そして、次なる犠牲者はメッツだった」と絶賛。そのうえで、メッツを率いるカルロス・メンドーサ監督のコメントを紹介している。

「彼は凄いね。速球は勢いがあるし、スプリットはかなり良いボールだ。それから、彼はちょっとしたタメを作ったり、素早いモーションから投げることもある……。それがうちのバッターのタイミングを狂わせたんだ。とにかく全体的に彼はかなり良かったね」

 味方打線の援護に恵まれずとも、ブレずに投げ抜き、「信じられないほどのペースで、スターとしての地位を確立している」(米スポーツ専門局『CBS Sports』)と評されている今永。投げるたびに存在感を増している左腕の快進撃は止まらない。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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