大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新弟子検査が東京・両国国技館で行われ、幕下最下位格付け出しが承認されている草野直哉(22=伊勢ケ浜)は184センチ、150キロでパス。「関取に早く上がりたい」と意気込んだ。右四つの寄りを軸に突き、…

大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新弟子検査が東京・両国国技館で行われ、幕下最下位格付け出しが承認されている草野直哉(22=伊勢ケ浜)は184センチ、150キロでパス。「関取に早く上がりたい」と意気込んだ。

右四つの寄りを軸に突き、押しやもろ差しと幅広い取り口が持ち味。熊本・文徳高出身から日大に進学し、22年10月の世界選手権では重量級を制した。昨年11月には、全国学生選手権個人を制し「学生横綱」の称号を手にした。

部屋には横綱照ノ富士をはじめ、大学の2年先輩で、春場所で110年ぶりとなる新入幕優勝を果たした尊富士、幕内熱海富士、翠富士、宮城野部屋から転籍した十両伯桜鵬ら、経験豊富な力士が名を連ねる。尊富士からは「よく来たな。最初はきついけど、すぐ慣れるから」と声をかけられた。稽古についていくのがやっとだというが、「全部見て盗みたい。早く追いつきたい」と、先輩たちの背中を追う。なお合格者は内臓検査の結果を待ち、初日に発表される。