日本プロ野球選手会は2日、外国人選手ら一部をのぞく加入選手(716人)を対象とした年俸調査結果を発表した。 23年オフの契約更改交渉に関するアンケートでは「満足度」1位はソフトバンク、昨年1位の阪神は2位だった。18年オフから満足度ランキ…

 日本プロ野球選手会は2日、外国人選手ら一部をのぞく加入選手(716人)を対象とした年俸調査結果を発表した。

 23年オフの契約更改交渉に関するアンケートでは「満足度」1位はソフトバンク、昨年1位の阪神は2位だった。18年オフから満足度ランキングという形で調査を開始(公表は21年オフ分から)。5段階評価の「満足」、「大きく満足」を選んだ合計ポイントがソフトバンクは62・79%で、阪神は60・00%。最下位は昨年に続いて楽天の31・58%だった。

 選手会では別のアンケートも実施し、“戦術が査定に反映されているか”どうかを質問。これは阪神が12球団トップの数値となり、選手会・加藤諭事務局次長は「(阪神選手の)8割以上が(査定に反映)されているという回答だった」と明かす。38年ぶりの日本一を達成した阪神は昨季、両リーグ最多の494四球を選んだ。阪神・岡田監督が四球を評価してきたことに同事務局次長は「実際に(戦術が査定に)反映されてた」と分析した。選手も現場の戦術と球団の査定が合致したと感じた結果が数字に表れた。

 また、会員支配下選手の年俸総額は過去最高の337億4551万円で、平均年俸は前年比5・5%増の4713万円。球団別の平均ではソフトバンクが6806万円でトップ、阪神は昨年の7位(4345万円)から3位(5595万円)に浮上した。最下位は日本ハム(3483万円)だった。