3試合勝利から遠ざかってはいるものの、攻撃面に関して指揮官と選手は一定の手ごたえを感じ取っている。それだけに、G大阪に…

3試合勝利から遠ざかってはいるものの、攻撃面に関して指揮官と選手は一定の手ごたえを感じ取っている。それだけに、G大阪にとって喫緊の修正課題は続いている不用意な失点癖だ。
「先制点を取られるとガクッとくるのは否めない」と強気な倉田が認めるように、中断明け後の4試合はいずれも先制点を献上。C大阪との大阪ダービーこそ劇的に逆転勝利を収めたものの、直近の3試合は先制されたあと、苦しい戦いが続いている。
第20節・甲府戦や前々節・広島戦ではカウンターからワンチャンスに突け込まれたり、前節・磐田戦でもセットプレー2発に沈んでいるG大阪。「もったいない失点が多い」と三浦も認める。ただ、守備組織自体が大崩れしているわけではなく、一瞬のスキを突かれての失点が続いているだけに修正は可能である。
自陣ゴール前での高さと強さを持つファビオも出場が可能な状態にまで回復。柏戦ではピッチに立つ可能性も十分だが、柏の強力な攻撃陣に対して、やはりカギを握るのは三浦のパフォーマンスだ。
6年ぶりの勝利を手にした前回対戦のアウェイ柏戦では3-1の快勝劇の影で三浦が“ガンバキラー”のクリスティアーノを完封。ファビオ不在の場合はCBの中央で「カバーリングも意識する」(三浦)と話す背番号2だが、ファビオが出場した場合は、アウェイの戦い同様、クリスティアーノとのマッチアップを繰り広げる可能性は十分だ。
満身創痍のチーム状態で挑んだ磐田戦と異なり、井手口が戦線復帰し、出場停止だった“守備職人”のオ・ジェソクも出場が濃厚。ファビオが先発すれば、現状のベストの顔ぶれで柏の強力攻撃陣を迎え撃てる状態にある。「ずっと相手に先に点を取られているので、守備陣が踏ん張るところは踏ん張りたい」(三浦)。
最終ラインの耐久力が問われる柏戦だ。
文・下薗 昌記