<ダイヤモンドバックス4-8ドジャース>◇29日(日本時間30日)◇チェースフィールドドジャース大谷翔平投手(29)の得点圏での打撃について、「WAR」という指標がSNS上で話題となっている。大谷は第5打席で適時打を放つも、第2打席の1死満…

<ダイヤモンドバックス4-8ドジャース>◇29日(日本時間30日)◇チェースフィールド

ドジャース大谷翔平投手(29)の得点圏での打撃について、「WAR」という指標がSNS上で話題となっている。

大谷は第5打席で適時打を放つも、第2打席の1死満塁で二ゴロ併殺に倒れ、得点圏打率を1割9分4厘とした。

大谷の好機での打撃低迷が注目される一方で、SNS上では「得点圏打率は巡り合わせ」などの声も上がっている。そこで、データを統計学的見地から客観的に分析する「セイバーメトリクス」の観点で算出される「WAR(Wins Above Replacement)」の数値が話題となっている。

「WAR」は打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標で、打率や勝利数だけでは計りきれない勝利への貢献度を数値化したもの。 だが明確な算出方法は定義されておらず、データ分析を専門とする企業が独自で算出している。

米データサイト「FANGRAPHS」によると、大谷の「WAR」は試合前時点で「1・6」で、全体の6位。トップは同僚のベッツで、「2・7」とされており、2位につけているヤンキースのフアン・ソトに0・8ポイント差をつけている。

大谷は今季、昨年9月の右肘手術の影響で指名打者での出場が続いており、守備には1度も就いていない。大谷よりも順位が高い選手は二塁手1人、遊撃手3人、外野手1人と、守備機会が多い守備位置の選手が多く、指名打者で出場している選手はいない。打撃と走塁のみで「1・6」という大谷の数値は驚異的と言える。