「巨人-ヤクルト」(29日、東京ドーム) 巨人先発のフォスター・グリフィン投手が初回に一挙4失点とまさかの大乱調だ。以降も失点を重ね、四回までに2桁11安打を浴びて8失点でKOされた。 初回、1死から丸山和に安打を許すと、続くオスナの打席…

 「巨人-ヤクルト」(29日、東京ドーム)

 巨人先発のフォスター・グリフィン投手が初回に一挙4失点とまさかの大乱調だ。以降も失点を重ね、四回までに2桁11安打を浴びて8失点でKOされた。

 初回、1死から丸山和に安打を許すと、続くオスナの打席ではヒットエンドランを決められ、左前打で一、三塁とピンチを拡大。村上には中前にはじき返され、あっさりと先制の1点を失った。

 さらにサンタナを四球で歩かせ、満塁となったところで杉内投手コーチがマウンドへ。山田は三振に仕留めたが、長岡に左前2点打。中村に右前打を浴び、阿部監督はサンタナのホームクロスプレーでリクエストを行使したが、判定は覆らず一挙4失点となった。1イニングで5安打を許す内容だった。

 グリフィンは開幕から2試合に先発し、防御率0・89と安定した数字を残していたが、「右腹直筋筋損傷」で出場選手登録を抹消された。この日が1軍復帰マウンドだったが、いきなり厳しい結果を突きつけられた。

 二回も2死から丸山和にセーフティーバントを決められ、完全にモーションを盗んで二塁へスタートを切られた際にはボークと判定される場面もあった。その後、オスナに中前適時打を浴びて二回までに計7安打5失点。三回も勢いを止めることができず、サンタナの安打から山田に2ランを被弾。さらに投手のヤフーレにも安打を許し、三回で早くも打者3巡、2桁10安打を許した。

 四回は村上に完璧な一撃を被弾。三回裏の打席で阿部監督は代打を送らずマウンドに送り出したが、さらに失点を重ねる状況で指揮官もタオルを投げ込んだ。