アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/8月13~20日/賞金総額436万2385ドル/ハードコート)。 男女第1シードのふたりは雨の中、長い時間待機をしたが、結局、試合は翌日に順延となった…

 アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/8月13~20日/賞金総額436万2385ドル/ハードコート)。

 男女第1シードのふたりは雨の中、長い時間待機をしたが、結局、試合は翌日に順延となった。これにより週末のスケジュールは混沌としたものになることが予想されている。

 雨が降り出したとき、女子の前年度覇者であるカロリーナ・プリスコバ(チェコ)はカミラ・ジョルジ(イタリア)に対し、第1セットを3-0とリードしていた。それから2時間以上待機したあと、試合は翌日に延期されることが決まった。

 また、男子のラファエル・ナダル(スペイン)はアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)と3回戦を戦う予定だったが、コートに足を踏み入れることもなかった。

 おかげでふたりともが長い金曜日を過ごすことになる。午後の早めに未消化試合をこなし、もし勝てば、またナイターで準々決勝を戦うことになるのだ。3度にわたる長い待機と、幾度かの短い中断のあった木曜日に、選手たちは待たされ続けることになった。

 ほかにも男子のニック・キリオス(オーストラリア)対イボ・カルロビッチ(クロアチア)のビッグサーバー同士の3回戦も金曜日にもち越しとなった。この試合は、第1セット4-3でカルロビッチがリードし、次はキリオスのサービスという極めてイーブンな状態のときに、雨のために中断、延期となった。この延期試合の勝者同士が、同日夜に準々決勝を戦う予定となっている。

 また女子の第5シード、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)対ユリア・ゲルゲス(ドイツ)と、スローン・スティーブンス(アメリカ)対エカテリーナ・マカロワ(ロシア)の3回戦も金曜日に順延された。この試合の勝者同士が準々決勝で戦う予定。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」は木曜日に男女シングルス3回戦が行われる予定だったが、雨のためスケジュールが乱れた。(写真◎Getty Images)

Photo: MASON, OH - AUGUST 17: Frances Tiafoe plays John Isner during day 6 of the Western & Southern Open at the Lindner Family Tennis Center on August 17, 2017 in Mason, Ohio. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)