菊池の投じた渾身のストレートを打ち砕いた大谷。その打球は文字通り記録的なものとなった。(C)Getty Images 大谷翔平の放った驚異的な一打は、ふたたび世間を震撼させている。 現地時間4月27日に敵地トロントで行われたブルージ…

菊池の投じた渾身のストレートを打ち砕いた大谷。その打球は文字通り記録的なものとなった。(C)Getty Images

 大谷翔平の放った驚異的な一打は、ふたたび世間を震撼させている。

 現地時間4月27日に敵地トロントで行われたブルージェイズ戦に、大谷翔平(ドジャース)は「2番・指名打者」で先発出場。2回の第2打席に時速119.2マイル(約191.8キロ)の適時打を放ち、球場を大いに沸かせた。

【動画】大谷翔平がまたまた球団記録を更新!菊池雄星から放った191.8キロの爆速適時打の映像

 花巻東高の先輩であるブルージェイズの先発・菊池雄星との対戦で、持ち前のパワーは発揮された。前日に続いて、スタジアムに訪れた敵地ファンからブーイングを浴びていた大谷だが、初回の第1打席は二ゴロで凡退して迎えた第2打席に、圧巻の打撃を見せつける。

 1死一・三塁のチャンスでバッターボックスに立った大谷は、菊池がカウント2-2から内角高めに投じた98.2マイル(約158キロ)の4シームを強振。今季のMLBで最速となる119.2マイル(約191.8キロ)で打ち出された打球はあっという間に一、二塁間を破り、貴重な適時打となった。

 ブーイングを静まらせた大谷の“弾丸ヒット”には、現地識者たちも驚くばかりだ。トロントの日刊紙『Toronto Star』のコラムニスト、マイク・ウィルナー氏はXで、今季のMLBにおける打球速度ランキングについて言及。贔屓球団の主砲ブラディミール・ゲレーロJr.が記録した117.6マイル(約189.3キロ)を上回られている点について、「ところで、117.6マイルの打球が今日で最速でないことは、とんでもない話だ」と脱帽した。

 また、試合中継を行なっていた米スポーツ専門局『Sports Net LA』で解説を務めた元ドジャースのエリック・キャロス氏は、大谷の放った凄まじい打球を目の当たりにし、「119.2マイルだって? ワオ……」と吐露。そして、思わず「私が一塁手ならあんな打球にかかわるのもごめんだね」と漏らした。

 注目を集めた「花巻東対決」で、改めてポテンシャルの高さを発揮した大谷。メジャー屈指のパワーには、ただただ驚くほかにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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