横浜・F・マリノスが24日、公式インスタグラムを更新。 「クラブ史上初 #ACL ファイナル進出決定‼️✨」と綴り、1枚の写真を投稿した。 マリノスは同日、AFCチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ・蔚山現代と対戦。 …

横浜・F・マリノスが24日、公式インスタグラムを更新。

「クラブ史上初 #ACL ファイナル進出決定‼️✨」と綴り、1枚の写真を投稿した。

マリノスは同日、AFCチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ・蔚山現代と対戦。

 

1stレグを1-0で敗戦と、敵地で苦しい結果を強いられたマリノスは、試合序盤から攻撃的なサッカーを繰り広げる。すると前半13分、相手の連携ミスを突いた植中朝日がゴールを奪い、先制に成功。合計スコアで試合を振り出しに戻す。

 

続く前半21分、マリノスの勢いは止まらない。ヤン・マテウスの起点から、アンデルソン・ロペスがペナルティエリアでボールを受けると、相手の意表をついたグラウンダー性のミドルシュートが炸裂。ブラジル人コンビが昨季の韓国王者の壁を破り、あっという間に1点差をひっくり返した。

 

合計スコアで勝ち越したマリノスは、その後も攻撃の勢いを緩めることなく、前半30分にはナム・テヒのボールを受けた植中がペナルティエリア外から右足一閃。ボールはゴール右上に突き刺さり、相手キーパーは動くことができず。植中がこの日2点目を決め、蔚山を突き放す。

 

しかし、勢いそのままに攻撃を続けたマリノスだが、前半35分にコーナーキックから失点を許すと、続く39分には上島拓巳がエリア内でハンドをしPKを献上。このファールで上島はレッドカードを受け、退場処分に。数的優位となった蔚山はPKを冷静に沈め合計スコアを同点とし、マリノスはクラブ史上初の決勝進出へ暗雲が立ち込める。

 

その後蔚山の攻撃を耐え、数的不利の中チャンスを作るなど、90分に加え延長戦でも奮闘したマリノスは、試合をPK戦に持ち込む。

4人目まで両チーム成功し迎えた蔚山の5人目のキッカーは、途中交代でキャプテンマークを巻いたキム・ミヌ。右隅を狙ったPKは、この日13セーブを記録した守護神、ポープ・ウィリアムがセーブ。マリノスは5人目のキッカー・エドゥアルドがPKを決め、見事クラブ史上初の決勝進出を決めた。

この勝利に選手だけでなくファンも大興奮。ネットでは

「行こうぜアジアの頂点へ!」

「3-0からの一転コーナーから一気に流れ変わったけどよく勝ち切れた」

「ポープは神」

「バモ!マリノス!!」

など、選手をたたえるコメントや、荒れた展開となった試合について、多数の声が飛び交った。

なお、マリノスは準決勝でアル・ヒラルを破ったアル・アインと決勝で対戦する。

AFCチャンピオンズリーグでは、ホーム・アンド・アウェー方式を採用しており、1stレグは5月11日にホーム・日産スタジアム、2ndレグは5月25日に、アウェイ・ハッザーア・ビン・ザーイドで行われる予定だ。

 

クラブ史上初の決勝進出を果たした横浜・F・マリノス。勢いそのままに、持ち前のアタッキングフットボールでアジアの頂点へ輝けるか、決勝戦に注目が集まる。