トラウトが12年ぶりとなる先頭打者アーチを放った(C)Getty Images エンゼルスのマイク・トラウトが現地時間4月23日(日本時間24日)、本拠地のエンゼルスタジアムで行われたオリオールズ戦に「1番・中堅」で出場し、初回に9…

トラウトが12年ぶりとなる先頭打者アーチを放った(C)Getty Images

 エンゼルスのマイク・トラウトが現地時間4月23日(日本時間24日)、本拠地のエンゼルスタジアムで行われたオリオールズ戦に「1番・中堅」で出場し、初回に9号ソロアーチを放ってチームの勝利に貢献した。

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 2020年以来4年ぶりとなるリードオフマンで先発出場したトラウトは、初回の第1打席で、カウント1-2からオリオールズのグレイソン・ロドリゲスの4球目ストレートを捉え、右中間席へ運んだ。トラウトの先頭打者弾は、デビュー2年目の2012年9月12日のレンジャーズ戦以来で、12年ぶり通算6本目となった。

 米メディア『MLB.com』のエンゼルス担当であるレット・ボリンジャー記者は記事の中で「トラウトは少しスランプ気味で試合に出場し、ここ11試合で打率.156(45打数7安打)だった」と紹介。しかし、この日生まれた“希少な”先頭打者アーチは「打球速度104.6マイル(168キロ)、スタットキャストが予測した飛距離は378フィート(115メートル)だった」と説明している。

 この日、2安打1打点の捕手ローガン・オホッピーは「彼(トラウト)が先頭打者として打席に立つのを見るのは不思議な感じがした。でも、もし彼があのようなことをするなら、ぜひ続けてほしい」と、トラウトの「1番」起用を歓迎した。

 ロン・ワシントン監督は、トラウトの「1番」起用に対して「以前にもやっていたから、彼にとっては異質なことではない。初回に1点を取れるのなら、それは大歓迎だ。ただ、いろいろ試してみて、何が効果的で、何にこだわるかを見つけようとしているだけだ」と語ったという。

 ボリンジャー記者によれば、トラウトのリードオフマンとしての通算成績は162試合に出場して打率.321、出塁率.398、長打率.554、33本塁打、53盗塁、92打点を記録している。この数字を見る限り、トラウトのリードオフマンとしての適性が伺える。

 ワシントン監督はトラウトに今回のリードオフマン起用について尋ねたところ、「あなたがそれを望むなら、好きなようにやってくれ」という返答だったという。

 指揮官の打診にまさに一発回答の主砲。チームは7-4で勝利し、連敗を「5」でストップさせたアナハイムの夜だった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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