レスリング男子グレコローマンスタイル67キロ級の曽我部京太郎(ALSOK)が23日、パリ五輪切符をつかんだアジア予選(キルギス)から成田空港に帰国した。「決まった瞬間はとてもうれしい気持ちだったけど、パリで金メダルを取るのが本当の目標。次…

 レスリング男子グレコローマンスタイル67キロ級の曽我部京太郎(ALSOK)が23日、パリ五輪切符をつかんだアジア予選(キルギス)から成田空港に帰国した。「決まった瞬間はとてもうれしい気持ちだったけど、パリで金メダルを取るのが本当の目標。次の目標に向かって燃えている」と心境を語った。

 昨年9月の世界選手権は3回戦で東京五輪王者のゲラエイ(イラン)に10―11で惜敗した。相手選手の兄が試合中にペットボトルを投げ入れて試合が中断する不運もあったが「まだまだ自分は足りない。強くなろうという気持ちの気持ちにもなれた」と言い訳にせず、今予選では果敢に前に出て3試合を制した。

 日体大の同期で男子フリー65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運)が自身の2日前に五輪切符を獲得したことも刺激になっていた。曽我部は愛媛、清岡は香川出身。「同じ四国で、小さい頃から幸大郎には負けたくないっていう強い気持ちでやってきた」という。パリ五輪本番は自身の試合が先に組まれており「最高ですね。先に金メダルを取ってプレッシャーかけます」と笑顔で誓った。