国際卓球連盟(ITTF)は23日、2024年第17週の世界ランキングを発表した。◆「15歳は可能性を秘める」張本美和、殊勲の銅メダルを中国メディアも高評価 世界3位撃破の急成長は「明らかに予想を超える」■早田が日本勢最高の6位女子シングルス…

国際卓球連盟(ITTF)は23日、2024年第17週の世界ランキングを発表した。

◆「15歳は可能性を秘める」張本美和、殊勲の銅メダルを中国メディアも高評価 世界3位撃破の急成長は「明らかに予想を超える」

■早田が日本勢最高の6位

女子シングルスでは「ITTFワールドカップ2024」でベスト8入りした早田ひな(日本生命)が6位をキープし日本勢最高位。マカオでは王曼昱相手に敗れたものの、各大会で上位を維持し、安定感が光っている。

また、W杯史上最年少で銅メダルを獲得したのが15歳の張本美和(木下グループ)で自身初のトップ10入りとなる8位に浮上。マカオでは決勝トーナメントで王芸迪(中国)に4-1で勝利するなどベスト4へ。王曼昱に2ゲームを奪取する奮闘を見せた張本美が早田に次ぐ日本勢2番手につけた。

なお、伊藤美誠(スターツ)は2つ順位を下げて11位、平野美宇(木下グループ)は13位で変わらずとなっている。

男子シングルスでは、W杯で史上初の兄妹銅メダルを獲得した張本智和(智和企画)が9位で日本勢トップ。マカオでのW杯では決勝トーナメントで世界ランク8位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)を下すなど、エースとしての役割を果たした。

また、戸上隼輔(井村屋グループ)は4つランクを上げ21位に上昇し、トップ20以内を視界に捉える。松島輝空(木下グループ)は35位で順位変わらず。「WTTフィーダーハビージョフ2024」で優勝した吉村真晴(株式会社SCOグループ)が6つ順位を上げて43位に入り、ベテランが存在感を示している。

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