【MLB】ドジャース4-9メッツ(4月19日・日本時間20日/ロサンゼルス) いいボールは見せるものの…一体、いま山本由伸に何が起こっているのか。今季2勝目を目指して上がった先発マウンドで、2回に球審からピッチクロック違反を告…

【MLB】ドジャース4-9メッツ(4月19日・日本時間20日/ロサンゼルス)

 いいボールは見せるものの…一体、いま山本由伸に何が起こっているのか。今季2勝目を目指して上がった先発マウンドで、2回に球審からピッチクロック違反を告げられた山本は驚いた表情を浮かべ、動揺を隠しきれない様子を見せた。そんな山本の様子に里崎智也氏が注目。「メンタルがバタついているかもしれない」と述べ、不調の一因を指摘した。

【映像】里崎氏が見逃さなかった山本由伸“らしくない”振る舞い

 メジャー2勝目をかけて臨んだ山本5度目の先発マウンド。初回をわずか9球で三者凡退、2奪三振と好調な滑り出しを見せると、続く2回も先頭打者を三球三振に仕留める。しかし続くスチュワートに初球の96.3マイル(約155キロ)のストレートをライトスタンドに運ばれ1点を失い、さらに次打者のなんでもないゴロをキャッチャーのスミスが悪送球。マウンドに不穏な空気が流れはじめた。

 山本は続くマクニールを2球で追い込んだが、3球目にピッチクロックぎりぎりで投じたボールは外に抜ける。そして4球目、時間いっぱいを使ってもタイミングが合わなかったのか山本はボールを投げられず、球審からピッチクロック違反を告げられた。

 山本は「えっ!?」と驚くような仕草を見せると、その後は明らかに動揺したような表情を浮かべる。目を泳がせつつ、必死に落ち着こうとする山本に、中継を視聴していたファンからも「緊張しすぎ」「おちつけ」「おいおい、どうした?」「何やってんだ」と心配する声が相次いだ。

 この試合の解説を務めた元プロ野球選手の里崎智也氏は、山本の様子を「メンタルがバタついているかもしれないですね」と表現。「ギリギリになったら一度プレートを外して牽制球を投げればいい」と対処法も指摘した。

 山本はマクニールから高めのボールで三振を奪うなど自己最長の6回99球を投げ9奪三振の力投。一方で2回と3回につかまり4失点を喫し、一度は打線が追いつき勝ち負けはつかなかったものの“本来の出来”とは程遠い内容。まだ開幕から1カ月とはいえ、山本の力がこんなものではないことを知っているファンはやきもきしているはず。1日も早く日本時代のような無双する姿を見たいところだが…。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)