欧州CL準々決勝で惜しくもバイエルン(ドイツ1部)に敗れたアーセナルが、早くも来季の飛躍を誓い、課題であるストライカー補強に乗り出したことが明らかになった。 ロンドン夕刊紙「スタンダード」が掲載した記事によると、アーセナルが今夏のFW補強…

 欧州CL準々決勝で惜しくもバイエルン(ドイツ1部)に敗れたアーセナルが、早くも来季の飛躍を誓い、課題であるストライカー補強に乗り出したことが明らかになった。

 ロンドン夕刊紙「スタンダード」が掲載した記事によると、アーセナルが今夏のFW補強に指名したのはライプチヒ(ドイツ1部)所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコ(20)。194センチの大型ストライカーはオーストリア1部ザルツブルクで頭角を現したこともあり「ハーランド2世」の異名もあるという。

 アルテタ監督が来季の補強ポイントとしてストライカーの獲得を希望しているのは周知の事実。シェシュコとライプツィヒの間には5000万ユーロ(約83億円)の契約解除金が設定されているというが、これはプレミアリーグの頂点を目指し、クラブ悲願の欧州CL制覇を狙うアーセナルにとっては全く問題のない金額と言える。

 しかし問題は、シェシュコの代理人が今季のチェルシー、そしてマンチェスターUの試合に招待されており、この2クラブとの争奪戦が予想されていること。しかしそれも来季の欧州CL出場権獲得が確実視されるアーセナルの求心力が強く、有利と見られている。

 またシェシュコは長身ながら、足元の優れた選手で運動量も多く、両サイドのウィンガーとしてもプレーが可能。こうした自在性に加え、年俸要求も他の有力ストライカーとの比較で低額なのも魅力とされている。