かつてはサイ・ヤング賞にも輝いた(C)Getty Images 元サイ・ヤング賞右腕で昨シーズンはDeNAでプレーしたトレバー・バウアーが4月16日に自身のXを更新。 その中で自身を性的容疑で訴えてきた女性が詐欺容疑により起訴された…

かつてはサイ・ヤング賞にも輝いた(C)Getty Images

 元サイ・ヤング賞右腕で昨シーズンはDeNAでプレーしたトレバー・バウアーが4月16日に自身のXを更新。

 その中で自身を性的容疑で訴えてきた女性が詐欺容疑により起訴されたと動画内で報告した。

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 バウアーはドジャース在籍時代に女性の主張を受け、21年7月にMLBによって休職措置を受けていた。その後、22年5月にDV規定違反により324試合(その後処分は194試合に短縮)の出場停止処分を受け、23年からDeNAに加入した。

 バウアーは動画内で、これまでいわれのない性的暴行容疑の疑いで告発されてきた自身の潔白を改めて主張。今回の投稿を受けてSNS上では「彼は悪いことをしていない」「これは怒らずにいられない」など、バウアーを擁護する声も上がっている。ただ今オフはMLB復帰を目指して自身の意見を発信するなど様々なアクションを起こしてきたが、ここまで声がかかることはなかった。  
 
 現在はメキシカンリーグのメキシコシティ・レッド・デビルズに入団。現地15日(日本時間16日)に行われた本拠地開幕戦のタイガース戦に先発。リーグ初先発となった試合は4回途中を投げ7安打4失点の内容だった。5月上旬までの5試合に登板する短期契約を選択、メジャー復帰を目指す中、好投でアピールしたかったところ、苦しい初戦となった。またバウアーは今季に関して日本の球団からのオファーがあったこともすでに明かしている。

 来日1年目となった昨季は5月3日の広島戦で日本初登板を飾ると、8月までの短期間にあっという間に10勝を稼いだ。中4日登板もいとわないタフネス右腕は球場全体を盛り上げる刀セレブレーションなどでも席巻。リーグ最多勝の東克樹(16勝)に次ぐ勝ち星とチームを支えた。

 中4日で長いイニングを投げられ、日本の野球にもすでにアジャストしているとあって、投手難に苦しむチームからすれば触手を伸ばしたいところ。

 果たして今回の出来事が自身が望むメジャー復帰にどう影響を及ぼすか。またはNPB2年目シーズンの快投が見られるのか。今後も注目の存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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