手に汗握る投手戦、仙台育英は2回に挙げた虎の子の1点を守り抜く 第99回全国高等学校野球選手権大会は17日、大会第9日が行われ、第3試合は仙台育英(宮城)が日本文理(新潟)を1-0で下し、2年ぶりの16強進出を決めた。エース左腕の長谷川が7…

手に汗握る投手戦、仙台育英は2回に挙げた虎の子の1点を守り抜く

 第99回全国高等学校野球選手権大会は17日、大会第9日が行われ、第3試合は仙台育英(宮城)が日本文理(新潟)を1-0で下し、2年ぶりの16強進出を決めた。エース左腕の長谷川が7安打完封の快投で、チームを勝利に牽引した。

 仙台育英のエースが実力を発揮した。立ち上がりの初回と2回は、それぞれ先頭打者に安打されながらも無失点。味方が1点先制した直後の3回表は、2死から内野安打と四球、さらには暴投で二、三塁のピンチを迎えたが、2番・寺杣を遊ゴロに打ち取り、得点を与えなかった。4回は3者凡退。5回以降もたびたび得点圏に走者を置くも、要所を締めて三塁は踏ませず。日本文理打線の反撃を防いだ。

 打線は日本文理の先発・新垣に終始苦しめられたが、2回に先頭の5番・杉山が左翼安打で出塁すると、送りバントで二進。死球や相手エラーで1死一、三塁としたところで、8番・斎藤の三ゴロの間に三塁走者が生還し、虎の子の1点を挙げた。

 大井道夫監督が今夏限りの退任を表明している日本文理は、最後まで食らいついて接戦を戦ったが一歩及ばず。監督の最後の夏を有終の美で飾ることはできなかった。(Full-Count編集部)