【MLB】ドジャース3-6パドレス(4月14日・日本時間15日/ロサンゼルス)  ファーストは大柄で、動きは俊敏ではないが捕球はうまい。そんな概念を破壊するようなスーパーキャッチだ。パドレスのクロネンワースが2回、ドジャース・アウトマンが放…

【MLB】ドジャース3-6パドレス(4月14日・日本時間15日/ロサンゼルス)

 ファーストは大柄で、動きは俊敏ではないが捕球はうまい。そんな概念を破壊するようなスーパーキャッチだ。パドレスのクロネンワースが2回、ドジャース・アウトマンが放った鋭いライナーを、空中にふわりと浮くように見えるほどの高さでダイビングキャッチ。マウンドにいた先発ダルビッシュ有投手も、思わず拍手を連打するシーンがあった。

【映像】華麗なダイブ!クロネンワースの美技にダルビッシュも拍手

 クロネンワースは2020年にメジャーデビューを果たした30歳。2021年から3シーズン続けて2ケタ本塁打を放つパンチ力に加え、2022年にはセカンドで147試合出場するなど、守備にも定評がある。昨シーズンはファースト(106試合)、セカンド(35試合)の2ポジションを守った。

 公称サイズは182.9センチ、84.8キロながら、見た目にはもっとガッチリした姿に見えるクロネンワース。それでも俊敏さは失われていなかった。2回1死から、アウトマンが放った鋭いライナーは、クロネンワースの右を襲う強烈なもの。並の野手なら手を伸ばすのが精一杯で、ライト前へのクリーンヒットという当たりだった。

 ところが抜群の反応で打球に対して思い切りファーストミットを伸ばすと、空中へダイブしながら見事キャッチ。これには一塁のベースカバーに向かっていたダルビッシュも、すぐさま拍手の連続。ABEMAで解説を務めていた長谷川滋利氏も「相変わらず、うまいねえ」と感心していた。

 クロネンワースといえば、3月20日に韓国で行われた同じカードでの開幕戦で、ゴロを捌こうとした際、ミットの網の部分が破れてしまい、まさかのエラーになったことが大きな話題に。ただこの日は、しっかりと打球をミットに収めていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)