【MLB】ドジャース5-2パドレス(4月13日・日本時間14日/ロサンゼルス)  これが「夜空に消える」打球というやつか。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。2打数無安打2四球で、連続試合安打は「8」でストップしたが第4打席と…

【MLB】ドジャース5-2パドレス(4月13日・日本時間14日/ロサンゼルス)

 これが「夜空に消える」打球というやつか。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。2打数無安打2四球で、連続試合安打は「8」でストップしたが第4打席と第5打席は、あと少しバットとボールがうまく合っていればどちらもホームランという大きな当たり。とりわけ8回の第5打席については、高く舞い上がった打球が、いったい上空何メートルまで上がったかと興味がつきない特大フライとなった。

【映像】どこまで上がった?大谷の超パワーが生んだ特大フライ

 前日の試合では、日本人選手としてはメジャー最多タイとなる通算175号を放つなど、絶好調の大谷。ただ、この日の試合は開始前から降り続いた雨により、開始が2時間15分遅れに。開始時点での気温は9度で、選手が吐く息が白い様子が、中継映像でもわかるほどだった。

 それでも大谷のバットは湿らない。ヒットこそなかったが、第3打席のセンターフライは、打球方向次第でしっかりとフェンスを越えていた大きな当たり。そして第5打席、打った瞬間は多くのファンが「来たか!?」と腰を浮かせるような当たりになった。

 8回2死一塁、カウント2-1と打者有利のところ、4球目は内角高めのややボールゾーンに95.6マイル(約153.9キロ)のストレートが投げ込まれた。これに押し込まれることなく強く振り抜くと、打球速度は110.3マイル(約177.5キロ)という猛烈なスピードで夜空に舞い上がった。

 ところが打球角度が43度。イメージとしては90度のちょうど半分、45度が理想的と思われがちだが、打球に関していえば上がりすぎだった。ドーム球場であれば天井に直撃していたであろう打球は、かなり高く上がった後、ライトフェンスぎりぎりの地点にいたタティスJr.のグラブにすっぽり。惜しくも日本人選手最多のメジャー通算176号とはならなかったが、改めて大谷のパワーが証明される一打だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)