【MLB】ドジャース7‐8パドレス(4月12日・日本時間13日/ロサンゼルス)   ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でパドレス戦に先発出場し、初回の第1打席で日本人最多175号アーチを放つと、5回の第3打席では日米通算1000安打を…

【MLB】ドジャース7‐8パドレス(4月12日・日本時間13日/ロサンゼルス) 

 ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でパドレス戦に先発出場し、初回の第1打席で日本人最多175号アーチを放つと、5回の第3打席では日米通算1000安打を達成。5打数3安打、1本塁打、1打点1得点の猛打賞を記録するなど躍動して打率.353、OPS1.098とした。4度目の先発登板となった山本由伸は、5回、91球、被安打4、被本塁打2、4奪三振、1四球、3失点。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、中継ぎが打たれて勝ち星は消え今季2勝目はならなかった。試合は延長11回、パドレスが接戦をものにした。

【映像】大谷翔平、日本人最多タイの飛びすぎ175号

 現在7試合連続安打中と調子を上げている大谷。ここまで15試合で63打数21安打、3本塁打、8打点、打率.333、出塁率.377 、長打率.635、OPS1.012の成績を残している。初回の第1打席は、2点を追いかけるなか1死ランナーなしで打席が回ってきた。すると1ボールからの2球目、アウトハイのストレートを完璧に捉えると、レフトスタンドに一直線。107.3マイル(時速172.7キロ)、403フィート(約122.8メートル)の一発は、3試合ぶり4号、松井秀喜氏に並ぶ日本人最多175号のメモリアル弾、日米通算1000本安打に王手をかける一打となった。

 2回に迎えた第2打席はセンター方向に痛烈な打球を放ったが、メリル外野手のダイビングキャッチに阻まれて1000本安打達成とはならず。しかし5回に迎えた第3打席では、レフトと三塁の間にポトリと落ちるツーベースヒット。これで日米通算1000安打を達成した。

 7回の第4打席は、パドレスの松井裕樹と対戦。カウント2-1から4球目、真ん中に入ってきたスライダーを引っ張ると、これがライト線を破るツーベースヒットとなるなど猛打賞を記録した。

 先発の山本は初回にマチャドに2ランホームランを浴びると、2回先頭のキム・ハソンにもソロホームランを打たれて序盤に3失点。以降はランナーを出しながらも粘りの投球で、3回、4回、5回とスコアボードに0を並べる。6回のマウンドには上がらず、この日は5回、91球、被安打4、被本塁打2、4奪三振、1四球、3失点の内容となった。しかしその後は中継ぎが打たれ、7回に同点に追いつかれたことで2勝目は消えた。

 初回からホームラン合戦となった一戦でドジャースは大谷の4号ソロを皮切りに、マンシー、ベッツ、テオスカー・フェルナンデスらがドジャー・スタジアムにアーチをかける。対するパドレスも、マチャド、キム・ハソン、クロネンワース、タティスJrがホームランを放つなど、両チーム合わせて8本のアーチが飛び出る乱打戦。延長11回の死闘を制したのはパドレスだった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)