【MLB】ツインズ 3－2 ドジャース（4月10日・日本時間11日／ミネアポリス） 一塁からの大激走はさすがに体に堪えたか。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で出場したこの試合、7回裏にベンチで見せた萌え顔が注目を集めている。 【映…
【MLB】ツインズ 3－2 ドジャース（4月10日・日本時間11日／ミネアポリス）
一塁からの大激走はさすがに体に堪えたか。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で出場したこの試合、7回裏にベンチで見せた萌え顔が注目を集めている。
ドジャースが1点ビハインドで迎えた7回裏のツインズの攻撃の開始直後、打席に8番のバスケス捕手が入るところで現地のカメラはベンチにいた大谷に注目。大谷はベンチでコーチたちと何かを談笑していたが、その表情はどこか疲れ気味。舌をペロッと出して肩で息をするなどの萌え顔、萌えしぐさまで見せてくれた。
これには7回表のドジャースの攻撃が絡んでいる。1点ビハインドで迎えた7回表、ドジャースは先頭打者のバーンズ捕手が四球で出塁したのはいいが、続くベッツがショートゴロ、そして大谷もスチュワート投手を打ち崩せずにセカンドゴロ。あわやゲッツーになるかという当たりだったが、俊足を飛ばした大谷はセーフとなり、ベッツと入れ替わる形で一塁走者としてダイヤモンドに残った。
2死一塁の場面で大谷は一塁ランナー、3番のフリーマン内野手が打席に。全力疾走をした後でまだ息が切れているはずの大谷だったが、フリーマンはスチュワートが初球に投じたカットボールをはじき返した。
打球はライト線際へと飛んで行く長打コースに。ただでさえツーベースヒット以上になりそうな当たりだったが、この打球の処理にツインズのライト、キリロフ外野手が思いのほか手間取っていた。
この状況を見たドジャースのイーベル三塁コーチは確信したことだろう。「ショーヘイならホームを陥れる」と。そのため、三塁に到達しかけた大谷を見たイーベルは腕をグルグルと回して大谷にホームへと向かうよう指示。打者走者として全力疾走をしたばかり、それから息をつく間もなくフリーマンの打球を見て奏者として激走した上でさらにホームまで走ることになったが、大谷は俊足を飛ばして一気に同点のホームを目指した。
この一打で同点となれば大きなプレーとなるのは間違いなかったが……ツインズもメジャーのトップチーム。キリロフが打球を処理して内野へ返球すると、ショートを守っていたゴールデングラバーの名手、コレア内野手がカバーに入って捕手のバスケスへ矢のような送球を見せた。
コレアの送球を受けたバスケスのミットと大谷の長い足がホームベースを蹴った瞬間はほぼ同時。判定が難しい場面となったが、当初の主審の判定はセーフ。ドジャースは3-3の同点に。好走塁を見せた大谷はベンチでチームメイトからハイタッチで出迎えられた。
ところが、納得のいかないツインズはバルデリ監督もチャレンジを申請。検証の結果、ツインズ側の見立て通り、わずかにバスケスのミットが大谷のホームインよりも先に足へタッチしていたことが判明。そのため判定が覆りアウト。ドジャースは同点にすることができずにこの攻撃を終えた。
そうして迎えた7回裏、大谷はベンチにいたが、2度の激走後だっただけにさすがの大谷もお疲れ。それゆえのてへぺろ顔だったのだろうか。
この判定が結果的に試合を決めることとなり、2-3でドジャースは惜敗を喫する形になった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
