4月10日、各地でB1リーグ2023-24シーズンの第31節が開催された。  前節終了時点で優勝へのマジックナンバーを「1」…

 4月10日、各地でB1リーグ2023-24シーズンの第31節が開催された。

 前節終了時点で優勝へのマジックナンバーを「1」としていた三遠ネオフェニックスは、敵地での富山グラウジーズ戦に96-62で勝利し、Bリーグ開幕8年目にして初の地区優勝を果たした。大野篤史ヘッドコーチが就任して2年目となった今シーズンは、開幕から好スタートをきり、クラブ記録を更新する16連勝も記録。9試合を残して同地区2位に11ゲーム差を付ける完勝で中地区を制した。

 琉球ゴールデンキングスが6連覇中の西地区では、2位・名古屋ダイヤモンドドルフィンズが98-95で1位・琉球との上位対決を制し、3ゲーム差に詰め寄った。残り9試合で琉球の地区優勝マジックは「7」となっているが、ここへきて逆転優勝を目指す名古屋Dも6連勝と好調。4月末の第35節に予定されている今シーズン最後の直接対決も注目を浴びることになりそうだ。

 すでに宇都宮ブレックスとアルバルク東京がチャンピオンシップに進出することが決まっている東地区は、3位の千葉ジェッツが3連敗。こちらはワイルドカード(WC)争いで首位に立っているものの、同2位・島根スサノオマジックと1ゲーム差に詰められ、同8位・佐賀バルーナーズまで4ゲーム差の大混戦。6連勝と勢いに乗る同6位・ファイティングイーグルス名古屋など不気味な存在もいるだけに、気が抜けない戦いが続きそうだ。

 なお、宇都宮は1月から続く連勝を「21」に伸ばし、苦しい戦いが続く富山はトンネル脱出ならず23連敗。いずれもリーグ記録まで、あと「3」に迫っている。

■4月10日のB1試合結果

北海道 79-70 茨城

仙台 68-78 A東京

秋田 81-76 千葉J

川崎 80-52 SR渋谷

横浜BC 66-84 信州

富山 62-96 三遠

三河 71-81 FE名古屋

京都 82-78 長崎

広島 61-70 島根

佐賀 86-74 大阪

宇都宮 89-77 群馬

琉球 95-98 名古屋D