今週末は、中山競馬場で第84回皐月賞(GI、中山芝2000m)が行われる。昨年のホープフルSを制したスワーヴリチャード産…

今週末は、中山競馬場で第84回皐月賞(GI、中山芝2000m)が行われる。

昨年のホープフルSを制したスワーヴリチャード産駒レガレイラ、近年相性の良い共同通信杯勝ち馬であるキズナ産駒ジャスティンミラノ、前哨戦の弥生賞で激走Vのアルアイン産駒コスモキュランダなど、多彩な血統構成の馬が集結した。

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ここでは馬券検討のヒントとなる「血統」で本競走を攻略する。

■中山芝2000mと好相性のドゥラメンテ産駒

過去5年、中山芝2000mの最多31勝は【26.26.19.121】のディープインパクト。皐月賞をコントレイルが制しているように適性は申し分ない。以下、【20.18.15.135】のハーツクライ、【14.13.13.80】のエピファネイア、【14.11.15.128】のハービンジャーが同じ勝ち星で並んでおり、【13.10.16.119】のルーラーシップと続く。

ランク上位外に目を向けると、ドゥラメンテ産駒が【7.11.12.70】単勝回収値「151」とハイスコアをマーク。ドゥラメンテ自身が皐月賞を制した馬でもあり、産駒では皐月賞2021の2着馬タイトルホルダーを輩出。中山芝2000mで警戒すべき血統と言えるだろう。

今年、出走登録があるドゥラメンテ産駒はミスタージーティー。今回はこの馬を中心に考察する。

■母父サドラーズウェルズ系で好走率アップ

父ドゥラメンテ×母父サドラーズウェルズのミスタージーティー。姉タッチングスピーチ、兄サトノルークスはいずれもGI馬券内歴ありという良血馬だが、この舞台においては母父サドラーズウェルズの血が追い風となる。集計期間中、母父サドラーズウェルズ系を持つドゥラメンテ産駒の中山芝2000m成績は【2.2.2.6】馬券内率50%。単勝回収値も「180」と、ベタ買いでもプラス収支が望める結果が出ているのだ。

昨年12月のホープフルSはスムーズさを欠き馬券外に敗れたものの、血統的には見限れない馬。配当妙味が見込める今回は血の部分で強調したい1頭と言える。

■ゴールドシップ産駒の穴人気馬に”消し”データ

その一方で、血統面において中山芝2000m適性に不安を覚えてしまうのが毎日杯勝ち馬メイショウタバルだ。父ゴールドシップ×母父フレンチデピュティという血統背景は一見すると舞台巧者を思わせるものだが、集計期間中、母父フレンチデピュティ系を持つゴールドシップ産駒の中山芝2000m成績は【0.0.0.7】と不振。舞台適性としては芳しくない印象を受ける。

圧巻の逃げ切り勝ちを収めた前走パフォーマンスから穴人気が予想されるメイショウタバル。それでも血統面でジャッジするとここは”消し”が妥当なのかもしれない。

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(SPREAD編集部)