まさに糸を引くような変化球だ。ドジャースの山本由伸投手がメジャー初勝利を目指し3試合目の登板となったこの試合、持ち球のカーブがカブス打線を翻弄した。 【映像】わかっていても打てない?落差抜群、山本の「ヨーヨーカーブ」  初回、無死満塁のピ…

 まさに糸を引くような変化球だ。ドジャースの山本由伸投手がメジャー初勝利を目指し3試合目の登板となったこの試合、持ち球のカーブがカブス打線を翻弄した。

【映像】わかっていても打てない?落差抜群、山本の「ヨーヨーカーブ」

 初回、無死満塁のピンチを背負った山本。相手4番のモレルに対して初球は79.2マイル(約127.5キロ)、外角低めに沈むカーブで空振り、ワンストライクを取った。さらに2球目も同様のコースに同じ変化球でまたも空振りで追い込む。解説の福島良一氏は「2球カーブ振らせました!」と早くも興奮だ。

 さらに追い込んだ3球目も山本はカーブを選択。これはモレルの内角を突き空振り三振。実況を務めていたDJケチャップ氏は「3球カーブを続けました!」と大声でこれを伝え、ファンからは「いやえぐ」「カーブえぐいw」「カーブいい」「これよこれ」とコメントが立て続いた。

 福島氏はこのカーブについて「今最もアメリカで注目されているカーブですね!『ヨーヨーカーブ』と言われています」と説明。ケチャップ氏が「ヨーヨーみたいに上に下に落ちるからですかね?」と水を向けると福島氏は「はい、とにかくドロップ(縦変化の大きなカーブ)がすごいです!」。この談話にもファンから「ヨーヨーカーブ!?」「なんてー落差」と反響があった。

 この三振でリズムを掴んだか、その後も山本は相手打者を連続三振、3者連続三振で切り抜けた。わかっていても打てないこの山本の魔球はX上でも反響が多く「由伸くんのカーブボールは今凄い注目されてて、上下の落差すごいから【ヨーヨーカーブ】っていわれてるみたい」「山本由伸のカーブはヨーヨーカーブって言われとるのか」とポストが続いていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)