【MLB】カブス1-4ドジャース(4月5日・日本時間6日/シカゴ)  ドジャースの山本由伸投手が、鈴木誠也外野手を擁するカブス戦に先発登板した。メジャー3度目のマウンドは、5回を投げて、80球、被安打3、8奪三振、2四球の内容で嬉しい初勝利…

【MLB】カブス1-4ドジャース(4月5日・日本時間6日/シカゴ)

 ドジャースの山本由伸投手が、鈴木誠也外野手を擁するカブス戦に先発登板した。メジャー3度目のマウンドは、5回を投げて、80球、被安打3、8奪三振、2四球の内容で嬉しい初勝利を手にした。

【映像】山本由伸、魂のストレート3連投

 前回登板のカージナルス戦は、1回を投げ4安打5失点2四死球2奪三振でノックアウトされたメジャー初登板から立ち直りを見せた。試合途中におよそ35分間の雨天中断がありながらも5回68球2安打5奪三振無失点と好投。その後中継ぎが打たれて初勝利こそ逃したが、圧巻の投球を見せた。

 “3度目の正直”を目指すカブス戦では、先頭の発布外野手にツーベースを打たれると、メジャー初対戦となる鈴木誠也外野手は四球で歩かせ、ベリンジャー外野手にもヒットを許して無死満塁のピンチを迎えた。

 しかしここから一気にギアを上げた山本は、モレル内野手を3球連続カーブで見送り三振に仕留め、スワンソン内野手もフルカウントから低めのストレートで見送り三振、ブッシュ内野手もカーブで見送り三振に仕留めるなど、3者連続三振でこのピンチを切り抜けた。

 2回も立ち上がりから簡単に2つのアウトを奪うも、ツーベースと四球で一、二塁として 鈴木との2回目の対戦を迎えた。すると初球のカーブを引っ掛けさせてサードゴロに仕留めたかと思われたが、サードのエラーで満塁とされた。しかしベリンジャーを見送り三振に仕留めて、この回も無失点で乗り越えた。

 3回は先頭を空振り三振に切ると、後続もショートゴロ、セカンドゴロでこの試合初の3者凡退とした。4回も空振り三振、ショートゴロ、ピッチャーゴロにまとめてランナーを許さず。

 リードをもらって迎えた5回もハップ外野手をフライアウトに打ち取る。続く鈴木には2-2から高めに力のあるストレートで空振り三振を奪うと、最後はベリンジャーもフライアウトに打ち取った。

 この回で山本はお役御免。5回を投げて、80球、被安打3、8奪三振、2四球の内容でマウンドを降りると、リリーフ陣がリードを守り切り、3度目の挑戦でメジャー初勝利を手にした。

 試合後山本は「いいピッチングができて、無事初勝利ができてうれしく思います」と笑顔を見せる。さらに初回の無死満塁から3者連続三振を奪ったシーンについて「初回は少しコーナーを狙いすぎてランナーを溜めてしまった。ピンチになってから思い切ってストライクゾーンに投げられた」と振り返った。また、メジャーで初対戦となった鈴木については「シーズン序盤にいきなり対戦できたのはすごくうれしかったです。楽しみにしていたので、結果的には本当にたまたまいいところに行って打ち取れてよかったです」と対戦を喜んでいる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)