【MLB】カブス9-7ドジャース(4月5日・日本時間6日/シカゴ)  たしか去年9月に受けた右肘手術明けのシーズンじゃなかったっけ…? ドジャースの大谷翔平投手がこの日放った“片手打ち”ホームランに、そう困惑した人も多いのではないだろうか。…

【MLB】カブス9-7ドジャース(4月5日・日本時間6日/シカゴ)

 たしか去年9月に受けた右肘手術明けのシーズンじゃなかったっけ…? ドジャースの大谷翔平投手がこの日放った“片手打ち”ホームランに、そう困惑した人も多いのではないだろうか。カブス戦に「2番・DH」でスタメン出場した大谷は、第1打席で難しいボールを技ありの軽打で左中間まで運ぶ規格外のツーベースを放つと、第3打席で今度は規格外の2ランをライトのポール際に放り込んだ。

【映像】もはや得意技!大谷の“変態打ち”から飛び出た豪快2号

 2-6とドジャースが4点を追いかける展開の5回、ベッツがヒットで出塁すると無死一塁で大谷が3打席目を迎えた。大谷は初球、真ん中にきたチェンジアップに若干タイミングを外されたものの、うまく右手一本で軽く払うようにスイング。誰もが高く上がったフライだと思った打球は、そのままライト後方へ。これがスタンドに飛び込む、2試合連続2号アーチとなった。

 大谷はこれまでも右手1本でレフトスタンドに運んだり、片膝をつくようなスイングでホームランを放つなど、常人では考えられないようないわゆる“変態打ち”を見せてきた。しかし、大谷は昨年9月に右肘の靭帯を修復する手術を受けており、今季は手術明けの復帰シーズン。しかも投手としての出場は封印したいわば“リハビリ中”の身でもある。にもかかわらず、その右手1本で軽々とホームランにしてしまう大谷は、相変わらず常軌を逸していると言っていいだろう。

 中継を視聴していたファンも「捉えたら片手でも」「片手でホームランw」「また漫画みたいな変態打ち」「信じられないパワーwww」「こんな片手で触れただけでHRなるやつおらんな」と理解が追いつかない様子。SNS上には「そもそも、大谷選手はトミージョン手術のリハビリ中なんだよな…」との書き込みも見られた。

 前の試合で今季9試合目、41打席目にしてようやく1号が飛び出し、ほっとした表情を見せた大谷。これで本来の調子を取り戻すと期待されていた通り、さっそく続く今日の試合で2試合連発となる2号を放ってみせた。それがこんな“大谷にしか打てない”1本だったのだから、明日以降も爆発を期待せずにはいられない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)