日本人女子レスラーが初の快挙。記念すべき殿堂入り式典に、往年のフェイスペイント姿で登場し、観客から大きな歓声を受けた。 【映像】ブル中野、往年フェイスペイント姿で“涙”  世界最高峰のプロレス団体・WWEの殿堂入り式典『ホール・オブ・フェ…

 日本人女子レスラーが初の快挙。記念すべき殿堂入り式典に、往年のフェイスペイント姿で登場し、観客から大きな歓声を受けた。

【映像】ブル中野、往年フェイスペイント姿で“涙”

 世界最高峰のプロレス団体・WWEの殿堂入り式典『ホール・オブ・フェーム』が5日(日本時間6日)、米国フィラデルフィアで開催。毎年、プロレス界で活躍した人物をWWEが独自に表彰する同式典で、今年殿堂入りしたブル中野が登場した。

 自身と抗争を繰り広げたプレゼンターのアランドラ・ブレイズに紹介され、WWEで活躍していた当時のフェイスペイント姿で登場したブル中野は、「この賞を受け取れることを嬉しく思います。ここWWEで1994年、最高の経験をした」と、26歳当時の心境に触れコメント。

「何よりもWWEユニバースの皆さんありがとう、ブル中野を受け入れてくれて。私たちは永遠にプロレスを通して繋がっています。もし生まれ変わることがあるなら、またブル中野として生まれ変わりたい。そしてWWEのリングに戻ってきます」「この賞は私の宝物です」と英語で涙ながらに締めくくると、会場からは大きな拍手とスタンディングオベーションが起き、祝福ムード一色に包まれた。

 ブル中野はブレイズと抗争し、1994年に日本人初となるWWF世界女子王座(当時)を獲得。現在、WWE女子王座を保持するイヨ・スカイらに先んじて米国マットに挑戦し、日本人女子レスラーが活躍する道筋を作った。

 今年は他に、故・アントニオ猪木氏と対戦した故・モハメド・アリ氏などもWWE殿堂入り。会場で「大ファンだ」と明かしたブロンソン・リードや元WWE女子王者のベイリーなど現役レスラーが様々な賛辞を送るなか、ブル中野がビッグネームと共に歴史に名を刻んだ。

(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)