【MLB】ドジャース5-4ジャイアンツ(4月2日・日本時間3日/ロサンゼルス)  昨季のア・リーグMVP、さらにホームラン王が、新天地での開幕から8試合37打席ノーアーチという予期せぬ事態に苦しんでいる。この日は薄っすら無精ヒゲも確認でき、…

【MLB】ドジャース5-4ジャイアンツ(4月2日・日本時間3日/ロサンゼルス)

 昨季のア・リーグMVP、さらにホームラン王が、新天地での開幕から8試合37打席ノーアーチという予期せぬ事態に苦しんでいる。この日は薄っすら無精ヒゲも確認でき、ファンからは「眠れていないのでは?」「顔色もあまり…」といった心配の声が相次ぐ一方で、打席に立ち続ける大谷の姿に「乗り越えてこそ、さらなる伝説に」といった激励の声も寄せられている。

【映像】少しやつれてる? 心配の声が相次いだ「無精ヒゲ」姿

 ドジャースの大谷翔平投手がジャイアンツ戦に「2番・DH」でスタメン出場。1四球を選んで出塁するも、3打数無安打で4試合ぶりにノーヒットに終わった。前を打つベッツは5打数2安打1打点2得点1盗塁、今季5号ソロを放つなど躍動して打率.500に。一方で、大谷の後ろを打つ3番・フリーマンもまた、4打数3安打1打点1盗塁で打率.414。ベッツと並んでMVPに輝いた実力を遺憾なく発揮している。

 さらにチームは3連勝。それだけでなく、開幕から8試合すべてで5得点以上という球団初の快進撃で6勝2敗としてナ・リーグ西地区首位をキープした。そんななか、いまだ勢いに乗り切れない大谷の状態にファンの関心が寄せられている。

 昨年12月に6年在籍したエンゼルスから10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約でドジャースに移籍した大谷。開幕前には結婚を発表するなど、右ヒジの影響から今季は打者専念となるが、2021年に記録したシーズン46ホームランを上回る50本の大台突破にも期待がかかるなかでシーズンイン。しかし、元通訳・水原一平氏の違法賭博問題が発覚すると、事態は暗転した。

 それでも、様々な逆境に立ち向かうように大谷は打席に立ち、ホームランこそ出ないものの、ヒットを重ねている。そんな大谷の姿にファンからは精神、健康状態を慮る声以外に「乗り越えてこそ、さらなる伝説に」「試合に出てるだけでスゴイ」といった激励の声が続々と寄せられている。

 この試合の第1打席には外の変化球に手が出ず、見逃し三振に倒れた大谷。ベンチに戻った際に浮かべた“らしくない”表情を案じる声も多く聞かれたが、第2打席にはセンターから左に飛ぶ大飛球も披露。ベッツに次ぐ今季1号、さらにベッツとのアベック弾を期待したスタジアムは歓声からため息に包まれたが、左中間への大飛球は“復調の兆し”でもある。まだまだシーズンは始まったばかり。大谷の復活、逆襲劇を楽しみに見守っていきたい。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)