皐月賞(4月14日・中山芝2000m)にシンエンペラー、ミスタージーティー、ホウオウプロサンゲの3頭出しを予定している矢作芳人厩舎。今朝3日は3頭がレースに向けた1週前追い切りを行っている。  まず、6頭の集団でCWへ入場。形としては3…

 皐月賞(4月14日・中山芝2000m)にシンエンペラー、ミスタージーティー、ホウオウプロサンゲの3頭出しを予定している矢作芳人厩舎。今朝3日は3頭がレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 まず、6頭の集団でCWへ入場。形としては3頭併せが2組ということだったと思うが、6F標識では先頭から5番目の位置で追走したホウオウプロサンゲ。実戦さながら、馬が密集した状態で最後の直線に向いて、その最内から抜け出そうとしたところがゴール。時計は6F83.0〜5F67.3〜4F52.4〜3F37.4〜2F23.3〜1F11.4秒だった。

 藤岡佑介騎手が跨るミスタージーティーと坂井瑠星騎手が跨るシンエンペラーは2頭併せ。ミスタージーティーが先行し、シンエンペラーが追いかける形だったが、6F標識で2馬身くらいの差。それを保ったまま、4コーナーから最後の直線に向いてくるが、道中のラップは決して遅くなく、最後の直線では一杯になるんじゃないかというペース。

 それでも2頭の手応えは楽で、むしろゴールへ向かって加速していく。最後はシンエンペラーが少しだけ先着か、ほぼ同入という形でフィニッシュ。時計はシンエンペラーで6F80.9〜5F66.0〜4F51.7〜3F36.9〜2F22.7〜1F11.3秒。素晴らしい負荷がかけられた内容となった。

(取材・文:井内利彰)