【MLB】ドジャース8-3ジャイアンツ(4月1日・日本時間2日/ロサンゼルス)  ルーキーの粘り勝ちだった。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場した試合の第4打席、この日が初登板となったジャイアンツのルーキー右腕アビラの執…

【MLB】ドジャース8-3ジャイアンツ(4月1日・日本時間2日/ロサンゼルス)

 ルーキーの粘り勝ちだった。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場した試合の第4打席、この日が初登板となったジャイアンツのルーキー右腕アビラの執拗な内角攻めに空振り三振に倒れた。

【映像】ルーキー投手に大谷が押されまくる屈辱シーン

 6-2とドジャースが4点をリードしていた7回、ジャイアンツは4番手としてルーキーのアビラを登板させた。絶好調のベッツが右中間を破るツーベースヒットを放ち、1死二塁となったところで大谷が第4打席を迎えた。大谷に対してアビラは初球、内角低めに外れるスライダー。2球目に外寄りのボールでストライクを取ると、3球目の内角高めのスライダーは大谷がファウルとした。続く4球目、5球目も同様のコースに今度はストレートを投じ、大谷もフルスイングで応えるもファウル。最後は真ん中高めのストレートに大谷のバットが空を切り、空振り三振に倒れた。

 アビラが大谷に投じた7球のうち、4球が厳しい内角球。大谷も4球連続ファウルと真っ向勝負を演じたが、ルーキー相手に力負けした格好となった。ABEMAで解説を務めた真中満氏は「変化球が頭にありながらのスイングなので若干遅れている感じがある」と初対決で迷いもあったのではとしつつ、「それにしても大谷の感覚の問題だと思う」と本来の力であれば打てない相手ではなかったはずだと分析していた。

 この打席の三振で開幕から33打席ノーアーチと自己ワーストを更新してしまった大谷だが、いい当たりも出ている。実績が十分であることは誰もがわかっている。ほんのわずかなきっかけで、本来の打棒を取り戻してくれるはずだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)