武豊騎手がスウィープフィート(牝3、栗東・庄野靖志厩舎)で桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)の20年ぶり6勝目を狙う。  武豊騎手はこれまで桜花賞に30回参戦。2回目のチャレンジとなった89年にシャダイカグラで初制覇。その後も93年に…

 武豊騎手がスウィープフィート(牝3、栗東・庄野靖志厩舎)で桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)の20年ぶり6勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまで桜花賞に30回参戦。2回目のチャレンジとなった89年にシャダイカグラで初制覇。その後も93年にベガ。94年にオグリローマン、98年にファレノプシス、04年にダンスインザムードで制し、歴代最多の5勝を挙げている。しかし、05年以降は2着が4回あるものの、惜しくも勝利には手が届いていない。

 今年のパートナーはスウィープフィートだ。父スワーヴリチャード、祖母はスイープトウショウという血統馬。前々走までは永島まなみ騎手とコンビを組んでいたが、前走のチューリップ賞で初タッグ。後方待機から直線で大外に持ち出すと、強烈な末脚を引き出して重賞初制覇に導いた。勝ち時計の1分33秒1は、16年のシンハライトに続いてレース史上2番目の速さ。当然、同舞台の本番でも好勝負が期待できる。

 自身が持つJRA・GI最多勝、同じく最年長勝利、さらには桜花賞最多勝など、多くの記録更新がかかる一戦。55歳になっても衰えを知らないレジェンドの手綱捌きに期待したい。