【阪神】屈辱の18イニング無得点　開幕2戦連続完封負けにつながった「ミスの連鎖」とは

岡田監督がどうチームを整えていくか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext　阪神は3月30日に行われた巨人戦（東京ドーム）に0－5の完封負け。前日に続き、2試合連続の完封負けで打線は18イニング連続無得点となった。昨年…

岡田監督がどうチームを整えていくか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

　阪神は3月30日に行われた巨人戦（東京ドーム）に0－5の完封負け。前日に続き、2試合連続の完封負けで打線は18イニング連続無得点となった。昨年覇者が厳しいスタートとなっている。

【動画】これぞファインプレー！4回、阪神坂本のスクイズを巨人岡本が体を張って止めたシーン

　チャンスを作りながら得点に結びつけられない。初回は二死一、三塁のチャンスに佐藤輝明が凡退。2回も三塁へ走者を進めたがあと一本が出ず。痛恨だったのは4回のプレーにもあった。

　両軍とも無得点で迎えた4回一死一、三塁の場面。打席に入った坂本誠志郎が初球にスクイズを試みるも打球が浮き上がり、一塁を守る岡本和真がダイビングキャッチで一邪飛に。ここで三塁走者の大山悠輔は飛び出しており、三塁にボールは送られ、阪神は一気呵成に攻められるチャンスを迎えながら、一転して痛恨の併殺となってしまった。

　岡田彰布監督は試合後、この場面、坂本に命じたのはセーフティスクイズだったと明かしながら、打球の方向をしっかり見ていなかった大山にも厳しい目を向けた。

　結果的に4回の拙攻が響き、その後は、6回に主砲、岡本、坂本の連続アーチを許した。7回には3番手で登板した石井大智が先頭の萩尾匡也に二塁打を許した後に続く佐々木俊輔のバントを捕球できず、エラーが記録される場面もあった。

　「守りのチーム」がこれほどミスが重なっては勝てない。この日は再三チャンスを作りながら、押しきれない流れの悪さも目立った。

　逆に巨人は投打がかみ合い、多くの打者にヒットが生まれるなど対照的な戦いぶりとなっている。

　阪神においてはオープン戦でもわずか3勝、ミスが目立つ試合もあったり〝らしくなさ〟が心配されていたが、開幕早々ファンが気をもむ事態となっている。

　3連敗は避けたいところ。阪神ナインの巻き返しを期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]