重賞を3勝したオースミコスモの最後の仔となるドーンコスモ(牝3、栗東・中尾秀正厩舎)が、土曜阪神4Rの3歳未勝利(芝1400m)でデビューする。  ドーンコスモは父リオンディーズ、母オースミコスモ、母の父フジキセキの血統。母は03…

 重賞を3勝したオースミコスモの最後の仔となるドーンコスモ(牝3、栗東・中尾秀正厩舎)が、土曜阪神4Rの3歳未勝利(芝1400m)でデビューする。

 ドーンコスモは父リオンディーズ、母オースミコスモ、母の父フジキセキの血統。母は03年の関屋記念、04年の中山牝馬Sと福島牝馬Sの覇者。21年10月に繁殖牝馬を引退したため、本馬がラストクロップとなる。また、近親には89年の桜花賞馬シャダイカグラ、GIを3勝したストレイトガールなど、活躍馬がズラリ。牝系のポテンシャルは疑う余地がない。

 2月中旬に栗東へ。ここまで坂路で乗り込まれ、27日の最終追いでは4F54秒4、1F12秒8をマークした。水準レベルには動けている。

 母の産駒はこれまでJRAで7頭が走り、ナリタハーデスが1勝を挙げたのみ。現役時代を考えると、物足りない成績に終わっている。それだけに最後の産駒となるドーンコスモには、母の名を高めるような活躍を期待したい。