(27日、第96回選抜高校野球大会2回戦 中央学院7―6宇治山田商) 宇治山田商の中村帆高が「かつてのエース」の意地をみせた。3点差に迫った直後の七回に4番手でマウンドへ。最速143キロの直球、切れのあるスライダーを軸に、3回を完璧に抑え…

 (27日、第96回選抜高校野球大会2回戦 中央学院7―6宇治山田商)

 宇治山田商の中村帆高が「かつてのエース」の意地をみせた。3点差に迫った直後の七回に4番手でマウンドへ。最速143キロの直球、切れのあるスライダーを軸に、3回を完璧に抑えた。昨秋は背番号1。制球が不安定でエースの座を失った。「悔しかったが、あの状態では」。体幹を鍛え、走って下半身を強化したという。今大会は2試合で計5回を無失点。「秋からの成長を感じました」とうなずいた。

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 宇治山田商・村田治樹監督 悔しいですが、粘りながら自分たちらしいプレーもできた。スタンドからの声援が力になった。