桜花賞(4月7日・阪神芝1600m)に向けて、栗東に滞在中のチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)。今朝27日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。  朝一番のCWへウンブライルとともに入場。それを追いかけていたが、6F標識を通過す…

 桜花賞(4月7日・阪神芝1600m)に向けて、栗東に滞在中のチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)。今朝27日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCWへウンブライルとともに入場。それを追いかけていたが、6F標識を通過するところでは前との差が4馬身くらい。そのままの差を保っていくかと思われたが、3コーナー手前から3コーナーへ入るところでは逆に1馬身追加で差があいていく。少し心配するところではあったが、その後の4コーナーから最後の直線へ向かうところではスムーズな加速だった。

 最後の直線に向いてからは先週と全く違う反応。あっさりと前に追いつき、ラスト1F標識手前では逆に半馬身ほど前に出ているかなというくらい。最後は相手も追いついてきて、ゴールでは同入の態勢でフィニッシュとなった。

 時計は6F81.8〜5F67.2〜4F52.5〜3F37.6〜2F23.8〜1F11.9秒。やはり先週の追い切りでガラリと変わってきた印象で、感度アップは想定通りだった。1週前追い切りが速い6F時計というのはアルテミスSの時と同じパターンになるし、あとは最終追い切りで終い切れるような動きを見せることができれば、何も心配ないといったところだろう。

(取材・文:井内利彰)