【国際親善試合】U-23日本代表 2-0 U-23ウクライナ代表(3月25日/北九州スタジアム)  2年ぶりに日本代表へと帰ってきたこの男が、高校時代を過ごした福岡の地で躍動した。U-23日本代表のMF荒木遼太郎が、ボックス内でノールック・…

【国際親善試合】U-23日本代表 2-0 U-23ウクライナ代表(3月25日/北九州スタジアム)

 2年ぶりに日本代表へと帰ってきたこの男が、高校時代を過ごした福岡の地で躍動した。U-23日本代表のMF荒木遼太郎が、ボックス内でノールック・ラストパスを通して演出してスタジアムを沸かせた。このオシャレなプレーにはファンからも「ナイスパスやったな」「絶好調やん」と絶賛の声が挙がっている。

【映像】荒木遼太郎、ノールックパスを炸裂した瞬間

 U-23ウクライナ代表戦の65分だった。スローインをFW細谷真大がゴールライン際で受けると、ワンタッチで右サイドのMF平河悠へ落とす。これを相手DFが足を伸ばして阻んだが、ボールはボックス内の荒木の元へ。荒木はボールを持つとワンタッチで前に運び、狭いスペースに走り込んだ平河へノールックでラストパス。これを受けた平河はシュートを撃ったが惜しくも相手DFに防がれた。

 このシーンにSNSでは、「ナイスパスやったな」「荒木絶好調やん」「彼はもっとやれる」「王様じゃん笑」「上手い選手にはボールが集まってくるな」「現代では珍しいファンタジスタ。創造性あって好きだね」などの声が上がった。

 東福岡高校出身の荒木は、今季からFC東京へとレンタル移籍すると、鹿島アントラーズに所属したここ2シーズンの不調が嘘だったかのように躍動。ここまでJ1リーグ4試合で4得点と絶好調の活躍を見せている。この試合でも開始5分にファーストシュートを皮切りに4本のシュートを放ったうえ、CKで先制点を演出するなど、終始ゴールの匂いを感じさせた。

 試合はU-23日本代表が2-0で勝利。ゴールこそなかったが、ピッチ上で異彩を放った荒木は67分までプレーした。2年ぶりの代表戦で一定のアピールはできただろう。パリ五輪出場がかかった4〜5月のU-23アジアカップでも期待がかかる。

(ABEMA/サッカーU-23日本代表)