思い出のドバイで戴冠なるか。23年UAEダービー覇者デルマソトガケ(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)が、ドバイワールドカップ(北半球産4歳上、南半球産3歳上・首G1・ダ2000m)でGI初制覇に挑む。  デルマソトガケは父マインドユアビスケッ…

 思い出のドバイで戴冠なるか。23年UAEダービー覇者デルマソトガケ(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)が、ドバイワールドカップ(北半球産4歳上、南半球産3歳上・首G1・ダ2000m)でGI初制覇に挑む。

 デルマソトガケは父マインドユアビスケッツ、母アムールポエジー、母の父ネオユニヴァースという血統。母は13年の関東オークス、祖母のハッピーリクエストは02年ターコイズSの覇者。伯父ミリオンディスクは09年のカペラSと10年の北海道スプリントCを制している。21年のセレクトセール1歳で1800万円(税抜)で取引された。

 ここまで11戦4勝。2歳時に未勝利戦、もちの木賞、全日本2歳優駿と3連勝。3歳となり、サウジダービーで3着に敗れたものの、UAEダービーで海外重賞初制覇を果たした。その後は海外G1を転戦。ケンタッキーダービーが6着、BCクラシックが2着と世界の超強豪と伍して戦った。4歳初戦となった前走のサウジCは5着と決して悲観する内容ではなかった。

 昨年もサウジをステップにドバイで勝利したように、元来が叩き良化タイプで今年は上積み大だろう。舞台良し、ローテーション良し。今度こそは悲願のビッグタイトルを掴み取ってみせる。