【国際親善試合】フランス代表 0-2 ドイツ代表(日本時間3月24日/パルク・オリンピック・リヨン)  ドイツ代表に帰還したベテランが、知的なプレースタイルとは違った一面を覗かせた。ドイツ代表のMFトニ・クロースが、レアル・マドリードの同僚…

【国際親善試合】フランス代表 0-2 ドイツ代表(日本時間3月24日/パルク・オリンピック・リヨン)

 ドイツ代表に帰還したベテランが、知的なプレースタイルとは違った一面を覗かせた。ドイツ代表のMFトニ・クロースが、レアル・マドリードの同僚であるフランス代表のMFオーレリアン・チュアメニに激しいタックルをお見舞い。このプレーにSNSでは「笑ってしまった」「同僚にえぐいタックル草」と盛り上がりを見せた。

【映像】「ミサイルタックル」で後輩を吹っ飛ばした瞬間

 注目のシーンは60分だった。敵陣内へ攻め込んだドイツ代表は、FWカイ・ハヴァーツが縦パスを受けると、相手DFにファウルすれすれの激しいタックルを食らうが審判はノーホイッスル。そのこぼれ球を拾ったチュアメニがドリブルで持ち運ぶ姿が映し出されると、画面に映らないところからクロースがものすごいスピードでミサイルタックルを敢行。チュアメニはピッチに倒れて大悶絶する事態となった。

 クロースとしてはハヴァーツへのノーファウル判定に納得いかなかったのだろうが、このプレーにネットが沸く。「チュアメニにミサイルタックルして思わず笑ってしまった」「チュアメニに手厳しいタックル」「同僚にえぐいタックルするの草」「クロースのタックルは痺れる」「クロースさん親善試合ですよ」「チュアメニを削るクロースは鬼だw」など大盛り上がりとなった。

 また、解説を務めた林陵平氏も「同僚ですよ」と、あまりにも迫力満点のタックルをレアル・マドリードの同僚に容赦なくお見舞いする姿に驚きのリアクションを見せた。

 現在34歳のトニ・クロースは、ベスト16敗退に終わった2021年EUROを最後にドイツ代表からの引退を表明。しかし、この2月に自身の公式インスタグラムで、「3月からドイツ代表の一員としてプレーすることになった。代表監督から要請があり、僕自身のモチベーションも高い」と発表していた。

 復帰ゲームとなったこの試合では、キックオフ直後にボールを受けるとバックパスすると見せかけてターン。MFフロリアン・ヴィルツへ正確なロングパスを送ると、ヴィルツが見事なミドルシュートを叩き込み、衝撃の開始7秒ゴールを演出した。そのほかの場面でも正確なパス出しで攻撃陣をリードするなど、さすがのクオリティーを見せた。

 試合はクロースの活躍もあり、ドイツ代表が2-0でフランス代表を撃破。今夏に控える母国開催のEURO2024でも活躍が期待される。

(ABEMA de DAZN/国際親善試合)

【映像】「ミサイルタックル」で後輩を吹っ飛ばした瞬間