【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース-エンゼルス(3月25日・日本時間26日/ロサンゼルス)  ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した。試合前には元通訳・水原一平氏の違法賭博疑惑に関して初めて口を開き、約12分間にわ…

【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース-エンゼルス(3月25日・日本時間26日/ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した。試合前には元通訳・水原一平氏の違法賭博疑惑に関して初めて口を開き、約12分間にわたって声明を読み上げたが、グラウンド内での様子は普段通り。注目の第1打席に入ると、地元ロサンゼルスのファンからはブーイングもなく、大歓声が起こることになった。

【映像】騒動の中、再会し熱いハグをする大谷翔平とトラウト

 大谷は前日までにオープン戦9試合で24打数11安打9打点2本塁打、打率.458でOPS1.385と好調。本拠地での開幕を前に韓国で行われたパドレスとの開幕2連戦でも、10打数3安打2打点1盗塁と活躍していた。一方で、20日の開幕戦後に水原氏の違法賭博疑惑が浮上。大谷本人の関与についても騒がれる中、この日の試合前に声明を発表。約12分間、疑惑について初めて口を開き丁寧に説明すると、その後は元気にグラウンドに姿を見せてウォーミングアップ。昨秋に右肘手術を受けて以来、公の場では初めてキャッチボールする姿も見せた。

 グラウンド内外でも注目の的になっている大谷は、前日から古巣エンゼルスと3連戦。試合前には「トラウタニ」と呼ばれた盟友トラウトをはじめ、元チームメイトと笑顔で語らうシーンもあった。前日は、移籍後初の本拠地戦、しかも騒動発覚後は初めて本国での試合ということもあったが、ファンの反応は好意的。声明発表後に、どう反応が変わるかもポイントの一つだったが、打席に向かう大谷がアナウンスされると、ブーイングなどもなく、変わらず大歓声を受けていた。

 注目の第1打席は昨季まで共に先発ローテーションを守ったデトマーズと対戦。強い当たりをレフト方向に弾き返したが、シフトを敷いていたサード・レンドンの真正面となり、サードゴロに倒れた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)