水原氏の献身的なサポートは知られていた(C)Getty Images ドジャース・大谷翔平が世間を揺るがせている専属通訳の違法賭博問題について初めて口を開いた。 今回の出来事はエンゼルス時代から専属通訳を務める水原一平氏が2021年…

水原氏の献身的なサポートは知られていた(C)Getty Images

 ドジャース・大谷翔平が世間を揺るがせている専属通訳の違法賭博問題について初めて口を開いた。

 今回の出来事はエンゼルス時代から専属通訳を務める水原一平氏が2021年から違法賭博に手を染めて、その資金を大谷翔平名義の口座から流出していることが明らかになっている。

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 韓国で行われた開幕シリーズ中に米メディアの報道により発覚したこの問題をめぐって、水原氏はすでにドジャースを解雇されている。MLBもこの件に関して調査を開始した中、大谷が何を語るかが注目されていた。

 大谷は3月25日(日本時間26日)、現地時間の14時44分から会見をスタート。質疑応答に応じることはなかったが12分にわたって、このことについて語った。

 会見冒頭では「まず僕自身は何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、誰かに替わって依頼をしたことはないです」と違法賭博に関しての関わりについて明確に否定。

 その上で水原氏が違法賭博を行っていたことについても「数日前までまったく知りませんでした」とした。

 結論として「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつみんなに嘘をついていた」と断罪した。

 今回の出来事についても時系列を追って説明。今回の出来事については水原氏が19日(現地時間)に『ESPN』に対してのインタビューで大谷が借金の肩代わりを行っていたと語っていた。ただこのインタビュー内容についても大谷は事前にまったく知らされていなかったとした。

 会見の中では韓国との開幕戦が行われた後のチームミーティングで、水原氏が自身がギャンブル依存症であることを告白した場面についても触れていた。

 このミーティングでは専属通訳の水原氏自身が話していたため、大谷には通訳がおらず、理解が浅かったとした。

 その上で水原氏に詳細の説明を求めたところ、宿泊先のホテルで今回の出来事が発覚。「これはおかしいと思って代理人を呼びました」と大谷。それまでは、代理人、球団においても水原氏側の大谷も了承しているという言い分を信じていたという。

 その後は、大谷側の弁護士が水原氏が窃盗を行ったと声明を発表するに至った。

 大谷は今後についてシーズンも始まるので、対応は弁護士に任せて、捜査当局にも協力する姿勢を示した。

 水原氏については信頼を置いていたので「悲しくショックです」と率直な心情を明かした上で、激動の1週間に関しては「言葉に現すのは難しい」と複雑な表情を浮かべていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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