悲願のGI初制覇なるか。重賞4勝のナムラクレア(牝5、栗東・長谷川浩大厩舎)が、高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)でビッグタイトル獲得を狙う。  ナムラクレアは父ミッキーアイル、母サンクイーンII、母の父Storm Catという血…

 悲願のGI初制覇なるか。重賞4勝のナムラクレア(牝5、栗東・長谷川浩大厩舎)が、高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)でビッグタイトル獲得を狙う。

 ナムラクレアは父ミッキーアイル、母サンクイーンII、母の父Storm Catという血統。ここまで16戦5勝。2歳時に小倉2歳S、3歳時に函館スプリントS、4歳時にシルクロードSとキーンランドCを制覇。重賞4勝を全て1200mで挙げている。一方、GIには6回チャレンジしているが、23年高松宮記念の2着が最高着順。22年桜花賞と23年スプリンターズSでは3着があるものの、戴冠には僅かに手が届いていない。

 今回は7回目のGI参戦となる。前走の京都牝馬Sはクビ差の2着だったが、前哨戦仕様の仕上げ、そして勝ったソーダズリングよりも1kg重い56kgを背負っていたことを考慮すれば、負けて強しの競馬だった。これまで距離短縮で1200mに挑んだ時は3戦3勝。必勝ローテで今度こそはスプリント界の頂点に立ってみせる。