先週、武豊騎手が跨っての素晴らしいCW追い切りを消化した後も順調なドウデュース(栗東・友道康夫厩舎)。その後、検疫厩舎へ移動してからも順調に調教メニューを消化し、今朝20日はドバイターフ(3月30日・メイダン競馬場)に向けた、国内での最…

 先週、武豊騎手が跨っての素晴らしいCW追い切りを消化した後も順調なドウデュース(栗東・友道康夫厩舎)。その後、検疫厩舎へ移動してからも順調に調教メニューを消化し、今朝20日はドバイターフ(3月30日・メイダン競馬場)に向けた、国内での最終追い切りを行っている。

 角馬場でしっかり体をほぐした後、坂路へ移動。ちょうどこの時に雨が急に強くなり、風も出てきて、横殴りの雨が降る中での登坂。そんな悪環境も全く関係なく、馬場の中央をまっすぐに駆け上がり、ゴール前でも余力たっぷりだった。

 時計は4F53.0〜3F38.1〜2F24.6〜1F12.0秒。昨年のドバイターフは3月8日にCWで6F84.5秒という負荷を掛け、出国直前の12日に坂路で4F60.8秒という15-15程度の追い切りだったので、今年は少しパターンが変わった形となった。

 ただ、この強い負荷の追い切り後でも荒ぶる様子はなく、落ち着いた歩きで検疫厩舎へと帰っていった。明日、6時に栗東を出発し陸路で関西国際空港へ。そこからは飛行機で成田国際空港を経由して、現地へ移動する予定となっている。昨年よりも精神的な成長が著しい現況なら、昨年悔しい結果となった場所で「強いドウデュース」を見せてくれるものだと期待したい。

(取材・文:井内利彰)