センバツ高校野球1回戦(18日、甲子園)○八戸学院光星(青森)5―3関東一(東京)● 「飛ばない」と言われる低反発…

【八戸学院光星-関東一】延長タイブレーク十一回表八戸学院光星1死二、三塁、萩原が右前適時打を放つ=阪神甲子園球場で2024年3月18日、吉田航太撮影

センバツ高校野球1回戦(18日、甲子園)

○八戸学院光星(青森)5―3関東一(東京)●

 「飛ばない」と言われる低反発の新基準バットが導入されて最初の甲子園のゲーム。八戸学院光星は長打が1本も出ない中、粘って勝ちきった。

 2―2で迎えた延長タイブレークの十一回1死二、三塁。一打勝ち越しの場面で、仲井宗基監督は「練習試合からどんな投手でも自分のスイングができていた」という途中出場の萩原涼太に託した。

 「ゴロでも1点がほしい」と心に決めて、この日初打席となる左打席に入った萩原。関東一の2番手右腕・坂井遼に対し、低い打球を放つことを意識した。3球目、しぶとく一、二塁間を抜くと、三塁走者が生還して勝ち越した。昨秋の公式戦では無安打ながら、甲子園で勝利の立役者となった背番号「19」は「野球って面白い」と喜んだ。

 チームは今冬、ずっと低反発の新バットを使い、低いライナー性の打球を放つ練習をしてきた。それでも、選手たちが新バットに対応できたかどうか確認できたのは関西入りしてから。冬場の青森県は雪に覆われており、4番の山本優大は「ずっと室内で練習していたので、球が飛んでいるのかどうか分からなかった」と率直に明かした。

 新バット対策について「やることは変わらない」と言い続けてきた仲井監督。2度追いつき、最後は勝ちきってみせた選手たちを「冬場の厳しい練習で粘り強くなった」とたたえた。その上で、「(飛ばない金属バットでも)しっかり芯で捉えれば飛んでいくし、ヒットも打てる」と次戦を見据えた。【円谷美晶】