【MLB・練習試合】パドレス1-0韓国代表(3月17日/ソウル) たった1本の内野安打でも、その能力の高さがわかる。パドレスのタティスJr.が「2番・ライト」で先発出場、韓国のファンにサービス精神溢れるプレーで盛り上げた。第2打席では痛烈な…
【MLB・練習試合】パドレス1-0韓国代表(3月17日/ソウル)
たった1本の内野安打でも、その能力の高さがわかる。パドレスのタティスJr.が「2番・ライト」で先発出場、韓国のファンにサービス精神溢れるプレーで盛り上げた。第2打席では痛烈な打球を三塁線に放ち、快足も飛ばして内野安打に。類まれなる身体能力を見せつけた。
タティスJr.はドミニカ共和国出身の25歳。ミート力・長打力・走力・守備力・送球力の5つが揃った、メジャー屈指の「5ツールプレーヤー」として知られている。2021年に42本塁打を放ってナ・リーグの本塁打王に輝き大ブレイクしたが、翌2022年はバイク事故での手首骨折と薬物違反で80試合の出場停止に。結果出場がなかった。それでも2023年に復帰すると、チーム事情によりライトへコンバートされたがここでも躍動。ゴールドグラブ賞だけでなく、その年のプラチナ・ゴールド・グラブ賞も受賞した。
まさに見る人を魅了するプレーヤーであるタティスJr.だが、2回は打撃と足が光った。3回無死、フルカウントから真ん中高めに入ってきた93マイル(149.7キロ)のストレートを上から叩くように強く振り抜くと、ものすごい勢いでサードを強襲。サードもすぐさま拾い一塁へ送球したが、タティスJr.は悠々と一塁へ到達していた。
打球の速さはもちろんのこと、フルスイングをした後の右打者とは思えないほど、タティスJr.の一塁到達タイムは早い。5ツールのうち「ミート力」「走力」の2つだけでも韓国のファンの度肝を抜いていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)