【ラ・リーガ】オサスナ 2-4 レアル・マドリード(日本時間3月17日/エスタディオ・エル・サダール) 「トルコのメッシ」と謳われる超逸材が、評判通りの豊かな才能を見せつけた。レアル・マドリードのMFアルダ・ギュレルのゴラッソ未遂に大きな反…

【ラ・リーガ】オサスナ 2-4 レアル・マドリード(日本時間3月17日/エスタディオ・エル・サダール)

「トルコのメッシ」と謳われる超逸材が、評判通りの豊かな才能を見せつけた。レアル・マドリードのMFアルダ・ギュレルのゴラッソ未遂に大きな反響が出ている。

【映像】世界が驚愕した魔法スーパーロングシュートの瞬間

 ベンチスタートだった19歳の天才レフティーは、85分に交代でピッチへ。すると、93分に極上の輝きを放った。自陣右サイドでスローインのボールをもらうと、抱え込んできた相手DFを振り切って前進。ハーフウェーラインを越えたところで、左足で超ロングシュートを放ったのだ。

 美しい放物線のボールは、やや前がかりになっていたオサスナのGKセルヒオ・エレーラの頭上を越える。誰もが興奮したシーンだったが、ボールは惜しくもバー直撃。50メートル級のスーパーゴールとはならなかった。ただ、ゴール裏にいたオサスナのファンも、アルダ・ギュレルとの交代でベンチに下がっていたFWヴィニシウス・ジュニオールも、思わず頭を抱えるほど衝撃的なシュートだった。

 実際、このワンプレーでアルダ・ギュレルのタレント性は十分に伝わった。スペインの『AS』紙は「選ばれし者。狂気のゴールまであと1センチだった」とレポートし、マドリードのカルロ・アンチェロッティも試合後に「彼には偉大な才能がある。偉大なタレントだけが、ああした魔法のプレーをイメージできるんだ。決まらなかったことは問題じゃない。我々にとってあれはゴールさ」と称賛した。

 さらに、アルダ・ギュレルのゴラッソ未遂はSNSでも話題沸騰。世界中のサッカーファンからは「ファンタジスタだなー」「なんてシュートだ」「まじで天才かもしれない」「少ない時間でも華は魅せるね」「決めたらベッカムだった」「決まれば伝説でした」「相手ファンもビックリしてた」「未来のバロンドール受賞者」などの反響が出ている。

 フェネルバフチェで育ったアルダ・ギュレルは2023年夏、バルセロナ、ミラン、トッテナムなどからもオファーが届く中でレアル・マドリードに移籍。今季前半戦を怪我で棒に振ったものの、3月10日のセルタ戦で嬉しい移籍後初ゴールを挙げ、今回のゴラッソ未遂で再び脚光を浴びている。

 ここまでレアル・マドリードでは途中出場のみで計55分間しかプレーしていないが、すでに世界中のサッカーファンを虜にするアルダ・ギュレル。今後はスタメン出場にも期待がかかる。

(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)

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