【伊東温泉競輪G3】岩本俊介が完全優勝！

2024年3月17日　伊東温泉競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
大阪・関西万博協賛
「花と海といで湯賞」G3（最終日）

※ナイター開催

3月14日よりガールズケイリンの4日制と合わせて、伊東温泉競輪においてナイター開催でおこなわれたシリーズは、ウィナーズカップG2を直後に控える大会で、S級S班などトップランナーこそ不在だったが、連日、白熱のレースが繰り広げられた。
シリーズの中心を担ったのは地元静岡をはじめとする南関東。なかでも岩本俊介は無傷の3連勝で決勝に進み、準決勝では地元岡村潤、萩原孝之の両者とラインで上位独占を果たす活躍。また、力のある吉田拓矢や伊東バンクと相性が良く動きのいい川口聖二、4連続のG3決勝進出の井上昌己らがファイナリストに名を連ねた。

南関ラインが4車結束で人気の中心に推された決勝は、突っ張り先行で主導権を握った道場の番手から捲って出た岩本がそのまま押し切り1着でゴール。2022年12月の松戸以来、通算5回目のG3を完全優勝で制した。

※3日目のレポートはこちら

【伊東温泉競輪G3（最終日）12R＝S級決勝】
1／岡村潤（S1・静岡86期）
2／吉田拓矢（S1・茨城107期）
3／井上昌己（S1・長崎86期）
4／道場晃規（S1・静岡117期）
5／雨谷一樹（S1・栃木96期）
6／萩原孝之（S1・静岡80期）
7／岩本俊介（S1・千葉94期）
8／川口聖二（S1・岐阜103期）
9／神山拓弥（S1・栃木91期）

【レース展開】

誘導以下、4道場－7岩本－1岡村－6萩原、2吉田－5雨谷－9神山、8川口－3井上で周回。まず川口が上昇していくと、道場は青板BS過ぎに突っ張っていく。川口も仕掛けるが、道場は譲らず、川口は再度8番手に後退。道場の先行で、南関ラインが主導権を握り、5番手に吉田の態勢で一本棒のまま、打鐘、最終HSを通過。最終2コーナーから吉田が捲りを仕掛けるも、道場の番手から岩本が番手捲りで抜け出す。吉田の捲りは岡村に並びかけるまでで、岩本が押し切って完全優勝ゴール。2着に南関3番手を固めた岡村で、吉田が3着に入線した。

【伊東温泉競輪G3（最終日）12R=S級決勝・結果】
2車単7-1　230円（1番人気）
3連単7-1-2　1,030円（2番人気）
決まり手：捲り－マーク

優勝／岩本俊介（S1・千葉94期）
今回成績／特1・二1・準1・決1
次走出場予定／玉野F1（3月25日～27日）

道場（晃規）が頑張ったおかげで、ワンツーが決まりました。皆が力を出した結果で、たまたま僕が優勝でしたが、本当に良かったと思います。道場が、とにかく気合いが入っていました。（道場の）赤板のタイムがすごいいんじゃないかな。前走から7連勝で、完全優勝ですが、今回は1走自力で、あとの3走は番手。前の選手のおかげなので、あまり気にしていません。立ち回り的に難しい時もありますが、動けるうちは自力でやる気持ちが強い。それでも前をやらせてほしと言う勢いのある若手選手の道場や新村（穣）がいれば、上手くラインでまとまるようにと思っています。練習の日々に戻ります。

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＼伊東温泉G3（最終日）注目選手ピックアップ／
【最終日・5R＝S級選抜】


「悔しさがにじむ1着」
1着／緒方将樹（S2・熊本117期）

中団からの作戦で、先行態勢に入ろうと思ったのですが、2日目の感じがあって長い距離は無理だと思い、今開催はシフトチェンジしてやりましたが、出が悪かったし、気持ちの面でも他の2人に比べて弱かったと思います。1着ですが、ラインでワンツースリーを決めやすい状況だったので、すごく悔しいです。3日目、4日目は、特に気持ちの面と体力面で、課題が浮き彫りになりましたね。また、練習します。9車は競輪をしている感じなので、足力を付けて少しでもいい着が取れるようにがんばります。

※同時開催のガールズケイリン結果は、次ページをご覧ください！

2024年3月17日　伊東温泉競輪F2
ガールズケイリン（最終日）

※3日目のレポートはこちら

【伊東温泉競輪（最終日）11R＝L級ガールズ決勝】
1／鈴木美教（L1・静岡112期）
2／小林莉子（L1・東京102期）
3／當銘直美（L1・愛知114期）
4／吉村早耶香（L1・静岡112期）
5／鈴木奈央（L1・静岡110期）
6／日野未来（L1・奈良114期）
7／石井貴子（L1・東京104期）

【レース展開】

誘導以下、7石井、3當銘、6日野、2小林、1鈴木美、5鈴木奈、4吉村で周回。まず鈴木美が3番手外まで上昇。残り2周で日野が引いて、3番手に鈴木美が入り、さらに鈴木奈も追い上げて4番手に入り、日野は5番手に。打鐘後、前受けの石井が後続を警戒しつつ踏み込むと、5番手から日野が一気にスパートを仕掛ける。日野は好スピードで最終1センターで石井をとらえて先手を奪取。日野には小林、さらに吉村が続いて、最終BSを通過。後方からの仕掛けは届かず、逃げ粘る日野をゴール前で小林が差し切り優勝ゴール。2着に日野、3着に吉村が入線した。

【伊東温泉競輪（最終日）11R=L級ガールズ決勝・結果】
2車単2-6　850円（3番人気）
3連単2‐6-4　7,120円（23番人気）
決まり手：差し－逃げ

優勝／小林莉子（L1・東京102期）
※チャリレンジャー（スポンサード選手）
今回成績／予1・予3・準1・決1
次走出場予定／小倉F2（3月23日～25日）

今日は、風とレースの位置に恵まれましたね。スタートを取ることだけ狙っていました。鈴木美教の上昇で（青板BSから）（日野）未来がどこまで引くのかと思っていましたが、（石井）貴子が仕掛け始めていて、その上を未来がカマしたのは衝撃ですね。感覚としては、1車弱離れたので、風と距離を踏んでいなかったら抜けなかったと思います。最後は、キツかったのですが、サラ脚で回っていたので、抜かなきゃと思って、渾身の力を振り絞った感じです。（6連続優勝は）嬉しいのですが、今節は苦しい戦いだったと思うので、課題も残ったし、状態の良くない時の戦い方も、今後考えていく必要があるなと思います。
G1を獲りたい気持ちが大きいです。でも、今の感じだと厳しいし、今回は展開に恵まれた優勝だと思うので、そこで戦えるようにしたいです。

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【最終日1R＝L級ガールズ一般】


「今開催は久しぶりに逃げの決まり手」
1着／刈込奈那（L1・千葉120期）

豊岡（英子）さんがスタート早いので、Sが取れなかったどうしようと思いながら、他の作戦が思い浮かばなかったので、S取れてくれと思っていました。（最終HSでは）中団が並走になっていたし、なんとしても逃げ切りたいと思っていました。（今開催は）久しぶりに（逃げの）決まり手がついたので、それを減らさないように、がんばります。

【最終日2R＝L級ガールズ一般】


「着外を取らずに成績を上げる」
1着／細田愛未（L1・埼玉108期）

今日は、先行は考えていなかったのですが、緩んだところから、しっかり自力を出そうと思っていました。消去的にならず、4日間気持ちを切らさずできたと思います。気持ちが前々にいってないと、体がついてこないと分かったので、まずは気持ちからですね。普通開催の予選、決勝で3着以内と思っているので、そこをやっていけば少しずつ上がっていくと思ったので、着外を取らないようにしたいと思います。