那須川天心が、弟・龍心の勝利を熱烈ハグで祝福。龍心が現在出演中の恋愛バラエティ「今日、好きになりました。」(通称「今日好き」)のメンバーもリング下で祝福した。 【映像】那須川天心、弟・龍心を熱烈ハグで祝福  3月17日(日)東京体育館にて…

 那須川天心が、弟・龍心の勝利を熱烈ハグで祝福。龍心が現在出演中の恋愛バラエティ「今日、好きになりました。」(通称「今日好き」)のメンバーもリング下で祝福した。

【映像】那須川天心、弟・龍心を熱烈ハグで祝福

 3月17日(日)東京体育館にて“RISE年間最大のビッグマッチ”「ABEMA presents RISE ELDORADO 2024」が行われ、那須川天心の実弟・龍心がランキング1位の松本天志に判定勝利。試合後、過去に敗れている塚本望夢とのリベンジ&挑戦者決定戦をアピールした。

 昨年の龍心はRISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント準決勝で塚本望夢に敗れたものの、そこから破竹の3連勝。大晦日のRIZINではMMAにも初挑戦し、シン・ジョンミンから勝利を収めた。今年は恋愛バラエティ「今日、好きになりました。」(通称「今日好き」)に「りゅうじん」として出演し、リング内外で活躍している。

 対戦相手の松本は龍心が準決勝敗退に終わったRISE NEW WARRIORS フライ級トーナメントで優勝しており、龍心にとっては間接的なトーナメントのリベンジというテーマもある一戦だった。試合前「技術で圧倒したい」と語っていた龍心だが、いざ試合が始まると龍心のテクニックが冴え渡った。

 サウスポーの松本に対し、オーソドックスの龍志はジャブ(前手)の差し合いで主導権を握り、鋭い出入りで松本の攻撃を空振りさせる。1R中盤にはその前手争いから左フックを当てて、松本の動きを止めた。2R以降、松本が蹴りも交えて前に出てくると、龍心も右ミドル・ヒザ蹴りで応戦。右ストレートのカウンターを狙い、松本の外側に踏み込むような左アッパーをヒットさせる。

 3Rも龍心が松本の攻撃をジャブとステップワークで翻弄。宣言通りの技術戦で松本を撃破すると、試合後にはリングサイドで観戦していた兄・天心、そして「今日好き。」の出演メンバーから祝福を受けた。

 ジャブ&出入りでペースを握る。1Rにヒットさせた左フックや効果的だった左アッパーも狙っていたもの。事前に立てた戦略通り戦うことができたのは周囲を“信じる力”だ。

「もともと僕は触るジャブが得意なんですけど、今回は刺すジャブを練習していたんです。刺すジャブが当たると、相手は打ち返しづらいんで、それがよかったと思います。左フックと左アッパーも那須川(弘幸)会長から『当たるから』と言われて、ずっと練習していた技なんです。だからあれが当たった時は『練習でやった通りだ!』と思いました。

 今回をセコンドや周りを信じることをテーマにしていました。今までの僕はどちらかと言うと試合になったら感覚とか反応で戦うタイプで、なかなか練習していたことを試合で出せなかったんです。それで今回は周りを信じて戦おうと。そのおかげで練習でやってきたことを出せました。ただ今日は練習でやっていたことの一部が出ただけなんで、もっともっと引き出しはあるので、次はそれが出せると思います」

 試合後のリング上では「6月にRISE大阪大会があるので塚本選手、どうですかね? 敵地で負けた塚本にやりかえしてやりたいです(※塚本は兵庫出身)。挑戦者決定戦やりましょう」と王座挑戦権をかけたリベンジマッチをアピールした龍心。“信じる力”が龍心の潜在能力を開花させることになりそうだ。